【米国株・国債・商品】主要株価指数が反落-決算強弱まちまちで

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  • ワシントンでの政治的混乱が税制改革の取り組みに影響との懸念も
  • 金相場は上昇-株値下がりで逃避需要から買われる
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

25日の米株式相場は反落。ここ7週間で最大の下げとなった。企業決算の内容が強弱まちまちだったことでリスクオンの地合いが後退したほか、ワシントンでの政治的混乱が税制改革への取り組みに影響を及ぼすとの懸念も広がった。ドルも値下がり。

  • 米国株は反落、企業決算が強弱まちまち
  • 米国債は下落、10年債利回りは一時3月以来の高水準
  • NY原油は反落、米生産が2012年以来の大幅増
  • NY金は小反発、ドルや株価が下落で

  S&P500種株価指数は今週に入り2回目の下落。低調な決算を嫌気し、チポトレ・メキシカン・グリルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が大幅安となった。米国債では10年債利回りが一時3月以来の高水準に上昇したが、その後は上げを縮めた。金相場は上昇。株式相場の値下がりを受けて逃避需要から金が買われた。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%安の2557.15。ダウ工業株30種平均は112.30ドル(0.5%)下げて23329.46ドル。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.43%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。米燃料輸出は過去最高水準になったものの、米国の生産が2012年以来の大幅増となったことが米エネルギー情報局(EIA)の統計で示された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比29セント(0.6%)安の1バレル=52.18ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は11セント上げて58.44ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅反発。ドルや株式相場の下落が手掛かり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.1%高の1279ドルで終了。一時は0.5%下落する場面もあった。

  トランプ大統領が税制改革の推進に向けて取り組む中、共和党のジェフ・フレーク上院議員とボブ・コーカー議員は24日、大統領を公に批判した。

  ジョーンズトレーディング・インスティチューショナル・サービシズのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オローク氏は電話取材で、「昨日の午後に広がったジェフ・フレーク議員のニュースは、市場に浸透するまでにしばらく時間がかかった」とし、「フレーク議員とコーカー議員が大統領を批判するような状況にまでなれば、大統領は自分が望むような税制改革を成し遂げるために真剣に交渉する必要が出てくるだろう」と述べた。

  今週は主要企業の決算や経済指標の発表が続いており、市場も注視している。また26日は欧州中央銀行(ECB)が金融政策会合を開く。ECBは、毎月の債券購入額の縮小を発表する見込みだ。

原題:U.S. Stocks Fall With Dollar on Mixed Earnings: Markets Wrap(抜粋)
OIL FUTURES: WTI Dips After U.S. Output Rises by Most Since 2012
PRECIOUS: Gold Futures Rise on Dollar Bet, Decline in Equities

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