きょうの国内市況(10月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株反落、医薬などディフェンシブ下げ連騰記録止まる-日電産失速

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  東京株式相場は反落。企業決算の発表が本格化する中、業績計画を減額した田辺三菱製薬など医薬品が売られ、アナリストが投資判断を下げた日本ハムなど食料品、情報・通信など内需・ディフェンシブ株が安い。好決算の日本電産がマイナス圏に沈むと、午後は先物主導で崩れた。

  TOPIXの終値は前日比5.49ポイント(0.3%)安の1751.43、日経平均株価は97円55銭(0.4%)安の2万1707円62銭。日経平均は17営業日ぶり、TOPIXは13日ぶりの下落。

  ちばぎんアセットマネジメントの加藤浩史運用部長は、「第1四半期決算のときもそうだったが、最初に発表した安川電機の決算は非常に良かったが、その後の見栄えは悪かった」と指摘。高い市場の期待値を上回る強い数字が出ないと売られるとし、「きょうの日本電産や安川電機、寄り付き天井に近い住友化学の動きをみると、説明会も含め好材料出尽くしと受け取られやすかったことから、いったん利益確定売りしようとのムードが出た。決算期特有の動き」とも話した。

  東証1部33業種は医薬品、電気・ガス、不動産、食料品、小売、陸運、情報・通信など25業種が下落。銀行や保険、倉庫・運輸、非鉄金属、鉄鋼、機械など8業種は上昇。売買代金上位では、みずほ証券が投資判断を下げたKDDIが安い。キャタピラーの好決算を受けたコマツは買われ、今期は一転増益計画の栗田工業も高い。

  東証1部の売買高は19億6843万株、売買代金は3兆3156億円と前日から3割増え、5月8日以来の高水準。値上がり銘柄数は582、値下がりは1366。

●債券下落、次期FRB議長巡る思惑で米債安-超長期債中心に底堅さも

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  債券相場は下落。前日の米国債市場で次期連邦準備制度理事会(FRB)議長を巡る思惑から長期金利が約5カ月半ぶりの水準まで上昇したことが背景。もっとも相場の下げ幅は限定的で、国内債の現物市場の潜在的な需給は良好との見方に加え、日本銀行による長期国債買い入れオペの結果で売り圧力が比較的に弱かったとの指摘も聞かれた。

  長期国債先物市場の中心限月12月物は前日比11銭安の150円26銭で取引を開始した後、徐々に下げ幅を縮小し、午後には150円36銭まで戻した。結局、2銭安の150円35銭で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「次期FRB議長を巡る思惑も影響して米10年金利が明確に2.4%を超えた割には、円債相場は底堅い。特に超長期ゾーンはしっかりしている印象で、意外に需給が良いのかもしれない」と指摘した。

  現物債市場は売り先行で始まった後、値を戻す展開。長期金利の指標となる新発10年国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.075%で取引を始め、0.07%で推移した。新発20年物162回債利回りは0.5bp高い0.60%を付けた後、0.595%に買い戻された。新発30年物56回債利回りは0.5bp高い0.875%から0.865%と低下に転じた。

  日銀がこの日実施した長期国債買い入れオペの結果によると、応札倍率は残存「1年超3年以下」と「3年超5年以下」、「10年超25年以下」でそれぞれ前回から低下、「25年超」は上昇した。10年超25年以下の応札倍率は2.12倍と、9月15日以来の低水準。平均利回り差が0.002%、按分利回り差はゼロ%だった。

●ドル・円は113円台後半、FRB議長人事や米税制改革の行方を注視

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円台後半で推移。市場の関心が次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事や米税制改革の進展に集まる中、株価が上げ幅を縮小し午後にマイナスに転じたことが上値を重くした。

  ドル・円は午後3時16分現在、前日比ほぼ横ばいの113円87銭で推移。輸入企業などドル買い需要が強い傾向にある五・十日の仲値決済日とあって、ドル・円は113円90銭近辺で底堅く始まったものの、仲値絡みの大半の取引を消化したとみられる午前10時すぎ後は日経平均株価の動きに連れて113円70銭台から90銭台で上下に振れる動きに終始。日経平均株価が下げに転じた局面では、日中安値を113円74銭とわずかに切り下げた。日経平均株価は17日営業日ぶりに反落した。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長は、午前のドル・円相場について「仲値でのドル需要に対する期待があった分だけ、その後に緩んだ。日経平均が上げ幅を縮小したことが重しになっている」と説明。ただ、「現状は次期FRB議長人事も米税制改革も織り込み切れていない状況」と指摘し、これらの材料次第では、「115円台を試す可能性もある」と述べた。

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