シンガポールは仮想通貨規制せず、警戒続けリスク見極め-MAS長官

  • メノン長官がブルームバーグのインタビューで述べた
  • 新興企業のテンXが6月にシンガポールでICOを実施
Photographer: Suhaimi Abdullah/Getty Images
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シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行)のメノン長官は、ビットコインを含む仮想通貨を規制する計画はないと述べた上で、仮想通貨を利用したマネーロンダリング(資金洗浄)などのリスクの可能性には警戒を続けると表明した。

  同長官はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、「今のところ仮想通貨の規制を必要とする理由は見当たらない」と言明。MASの焦点はむしろ「仮想通貨に絡んだ活動を注視し、そうした行動が提起するリスクはどのようなものかを自問し、どのリスクに対して規制での対応が必要であるかを見極め、そこから前進することになる」と語った。

シンガポールのメノンMAS長官

出所:ブルームバーグ

  メノン長官は「仮想通貨そのものを規制している国や地域はほとんどない。仮想通貨それ自体では規制を必要とするリスクをもたらさないというアプローチを採用しているのが大半だ」と話した。

  シンガポールで新規仮想通貨公開(ICO)を実施した1社にテンXがある。シンガポールを本社とする新興企業である同社は6月のICOで8000万ドル(約91億円)を集めた。

原題:Singapore Won’t Regulate Cryptocurrencies, Remains Alert to Risk(抜粋)

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