アインホーン氏:バリュー投資家に戸惑い-株評価に新パラダイムか

  • グリーンライトの顧客向け書簡でグロース株の好調に不満示す
  • バリュー株投資がなお実行可能な戦略なのか疑問

バリュー(割安)株投資で有名なヘッジファンド運用者デービッド・アインホーン氏は、この投資戦略がまだ実行可能なのか疑問を抱いている。

  アインホーン氏は24日に投資家向け書簡で、グロース(成長)株がバリュー株をアウトパフォームする状況に不満を漏らし、投資家は株式の価値を考慮する際に明敏に判断しているのか疑問を呈した。

デービッド・アインホーン氏

撮影:Michael Nagle / Bloomberg

  アインホーン氏はグリーンライト・キャピタルの顧客に宛てた書簡で、「今の動きの根強さを見ると、バリュー株投資が実行可能な戦略なのかという疑問につながる」と指摘。「型通りの直感」ではこのサイクルは転換間近に違いないと考えられるが、実際にそうなるのかどうかは分からないと述べた。

  ブルームバーグ・ニュースが閲覧した同書簡でアインホーン氏は「何年も向かい風が続いた」とした上で、「株式の評価に恐らく本当に新しいパラダイムが出てきたのだろう。笑われるのは自分たちかもしれない。時がたてば分かる」と付け加えた。

  2017年のラッセル1000バリュー指数のリターンがプラス9.7%に対し、ラッセル1000グロース指数はプラス24%に上る。このため、現在や将来の利益を犠牲にしてでも役に立つ技術を進歩させたり社会の変化を追求したりする企業の姿勢が市場の評価基準なのかとアインホーン氏が疑問を呈するのも不思議ではない状況にある。
 
原題:Einhorn Says Value Investors Are Wondering If ‘Joke Is on Us’(抜粋)

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