スプリントとTモバイル、合併なら2万人の雇用が失われる-CWA

  • 店舗とコールセンター閉鎖に伴う人員削減が大半を占める-CWA
  • 合併によるコスト削減効果300億ドル超す-TモバイルUSのCFO

米無線通信事業者4位のスプリントと3位のTモバイルUSが合併した場合、少なくとも2万人の雇用が失われるだろう。 全米通信労組(CWA)が指摘した。

  CWAが24日発表した資料によると、店舗やコールセンターの閉鎖に伴う人員削減が大半を占める見通し。CWAは両社の従業員を代表していない。スプリントの社員数は3月末時点で2万8000人、Tモバイルは年初の時点で5万人。

  CWA広報のキャンディス・ジョンソン氏は「雇用に関し、一般論としてわれわれはこの合併計画に反対する」と語った。スプリントとTモバイルの広報担当者はコメントを控えた。

  ニュー・ストリート・リサーチのアナリスト、ジョナサン・チャップリン氏は1万8500人の雇用が削減されると予想。ただ、合併後の業績が好調なら、ネットワークエンジニアのような技術職を増員する可能性があるとみる。

  TモバイルUSのブラクストン・カーター 最高財務責任者(CFO)はスプリントとの合併は300億ドル(約3兆4200億円)を超すコスト削減につながるとの見通しを5月に示していた。スプリント会長を兼務するソフトバンクの孫正義会長は昨年12月、米大統領選に勝利したトランプ氏に対し、米国でテクノロジー分野に500億ドルを投資して5万人の雇用を創出すると約束。その後スプリントは米国に5000人の雇用を戻す計画を発表した。

  CWAのジョンソン氏は「雇用を創出し、海外から雇用を取り戻すことが現政権の方針だ」と述べた上で、 「合併のような計画は米国の労働者にとって好ましくない」と語った。

原題:Sprint Merger With T-Mobile Would Kill 20,000 Jobs, Union Says(抜粋)

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