米AT&T:7-9月携帯契約者数の伸び、ベライゾンを下回る

更新日時
  • 主要事業が失速ないし悪化する中、タイム・ワーナーに期待
  • 株価下落、7-9月1株利益は市場予想と一致

米携帯電話サービス会社AT&Tの7-9月(第3四半期)の携帯電話契約者数の伸びは市場予想と一致したものの、ベライゾン・コミュニケーションズやTモバイルUSには及ばなかった。

  AT&Tの主要事業が失速ないし悪化する中、同社は新たな機会をタイム・ワーナーに期待して854億ドル(約9兆7300億円)規模の同社買収を完了させようと躍起になっている。買収が実現すれば、既に始めている電話・インターネットサービスと優れたコンテンツの融合に道が開ける。AT&Tはまた、有料テレビ顧客が7-9月期に引き続き減少したことを明らかにした。

  AT&Tのスティーブンソン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「この契約者数の伸びにより、われわれの動画とモバイル、ブロードバンドのサービス統合の必要性は一段と増すだろう」と語った。
 
  AT&Tが決算の添付文書で明らかにした7-9月の携帯電話契約者の増加数は11万7000人。内訳は月間固定契約者が10万2000人増、企業顧客が1万5000人増だった。同社は7ー9月期に顧客離れを抑えることができたと説明した。Tモバイルの携帯電話契約者数の伸びは81万7000人、ベライゾンは60万3000人だった。

  7-9月期のオンライン動画配信サービス「ディレクTVナウ」を除いた従来の有料テレビ契約者数は約39万人の減少となった。ただ低価格の新規サービス「ディレクTVナウ」を含めれば、9万人減にとどまった。

  株価は時間外取引で一時、1.8%安の34.25ドルを付けた。通常取引終値は1.1%安の34.86ドル。年初来では18%下げている。

  7-9月期の一部項目を除いた1株利益は74セントと、アナリスト予想と一致。売上高は397億ドルで、予想を下回った。

原題:AT&T Outpaced in Subscriber Additions by T-Mobile, Verizon (1)(抜粋)

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