【NY外為】ドル続伸、7月中旬以来の高値-主要中銀の判断待つ

更新日時
  • ドルは対円で前日の下げを埋め、直近6カ月の高値圏に接近
  • 次期FRB議長巡る不透明感がドルの上値限定

24日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続伸。一連の中央銀行政策決定会合を待つ中、米10年債の利回りが一時的に2.41%を突破したことを背景に、ドル指数は7月半ば以来の高値に達した。

  ドルは主要10通貨の大半に対して上昇。カナダ銀行(中央銀行)と欧州中央銀行(ECB)の政策判断をそれぞれ25日、26日に控えて取引が緩慢になる中で、カナダ・ドルは米ドルに対し8月中旬以来の安値となった。両中銀とも政策金利の据え置きを決めると予想されているが、政策の見通しに変化があるかどうかにトレーダーは注目している。米共和党の3議員が税制改革法案を支持しない可能性があるとマコネル上院院内総務の側近が話したことが伝わり、ドルは午後の取引で上げ幅を縮小した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ドルは対円で0.4%上げて1ドル=113円90銭。対ユーロでは0.1%下げて1ユーロ=1.1761ドル。

  午後遅くの取引では、共和党の3議員が税制改革を支持しないと伝わったことを手掛かりに、ドル指数が上昇幅を大きく削る場面があった。ユーロは報道をきっかけに1ユーロ=1.1793ドルの日中高値をつけたが、間もなく報道前の水準まで上昇幅を縮めた。ドル・円も報道に反応し、それまでの114円近辺から113円56銭に値下がりした。

欧州時間の取引

  ユーロは週初からの狭い値幅での推移が続いた。ECBの政策判断を控えて慎重な取引になったものの、オプション取引ではユーロのコール(買う権利)が優勢となった。ロンドン時間午前10時35分の時点でユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1759ドル。ドルがアジア時間の下げ幅を埋める中で一時は1ユーロ=1.1743ドルまで下げたが、市場予想を上回るユーロ圏製造業購買担当者指数(PMI)の発表後に持ち直した。

原題:Dollar Reaches Highest Since Mid-July; BOC, ECB in Focus(抜粋)
USD Gains More Than Halved After Tax Bill Support Seems to Waver(抜粋)
EUR Consolidates as Upside Bets on ECB Day Dominate: Inside G-10(抜粋)

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