英国、2019年を前にEU離脱の撤回も可能-EU大統領が示唆

欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、英国が結局EUに残留するとの考えにあらためて息を吹き込んだ。英国のメイ首相は閣内の不一致を解消できず、苦しんでいる。

  トゥスク大統領は24日、英国のEU離脱交渉の結果は完全に英政府の手に委ねられていると指摘。見込まれる複数のシナリオにはEUを離脱しない選択肢も含まれると示唆した。

「よい合意を結べるのか、合意なしの離脱となるのか、離脱しないのか、英政府次第だ」と語るトゥスク氏

出所:ブルームバーグ

  トゥスク大統領はストラスブールの欧州議会で「よい合意を結べるのか、合意なしの離脱となるのか、離脱しないのか。どのような結末を迎えるのかは、実際のところ英政府次第だ」と発言。「しかし、いずれのシナリオでもわれわれは一丸となり、EUとしての共通利益を守る」と述べた。

  大統領の発言は、英国の離脱決定は同国にとって甚大な誤りであると同時にEUにとって大きな頭痛の種であり、英国の首脳が政治的な勇気を振り絞れるのであれば離脱を撤回できるという見解の一致がEU内にあることを示す。またジョンソン外相らを筆頭とする英保守党内の反EU派が国全体を人質に取っているとの見方がEU内にくすぶっていることも浮き彫りにした。

原題:EU Still Floats Idea That Brexit Can Be Reversed Before 2019 (1)(抜粋)

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