きょうの国内市況(10月24日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日経平均連騰の最長記録「16」に伸ばす、業績期待と出遅れ評価根強い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は、日経平均株価の過去最長となる連騰記録が「16」に伸びた。企業決算の発表が本格化し、業績期待が高まる中、資源価格の中期的上昇の恩恵を受ける商社株が上げ、鉄鋼など素材株も高い。銀行や電気・ガスなど出遅れ業種を見直す動きも株価指数を押し上げた。

  TOPIXの終値は前日比11.67ポイント(0.7%)高の1756.92となり、2016年11月に記録した12日続伸に並んだ。日経平均株価は108円52銭(0.5%)高の2万1805円17銭と16日続伸し、1996年7月以来の高値を連日で更新。

  損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの角田成広シニアインベストメントマネジャーは、「もともと企業業績が良いところに政治が安定し、為替がこの1カ月間で円安傾向に振れているため、業績が予想より良いかもしれないとの良い循環が起きている」と指摘。コストコントロールが効き、「基礎収益力が上がって日本企業の収益ボラティリティーが以前に比べ低下している」とし、株価の反応も米国のようなじりじりとした上がり方になりやすいとも話した。

  東証1部33業種は30業種が上昇。野村証券が高炉の業績はコンセンサスを上回ると予想した鉄鋼、クレディ・スイス証券が自民党の勝利は支援材料になると評価した建設が高い。電気・ガスや銀行の上げについて、水戸証の酒井氏は「52週高値を更新していない出遅れ業種がまだある」と話していた。一方、ゴム製品、その他金融、証券・商品先物取引の3業種は下落。

  売買代金上位では、ゴールドマン・サックス証券が強い買い推奨である「コンビクション・リスト」に新規採用したSUMCO、米バイオジェンとのアルツハイマー病治療剤の共同開発・販売の提携契約を拡大したエーザイが買われた。モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を下げた楽天は安い。

  東証1部の売買高は15億7156万株、売買代金は2兆5393億円。値上がり銘柄数は1510、値下がりは440だった。

●超長期債が上昇、流動性供給入札で需要確認-欧米金利の先高観は重し

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では超長期債が上昇。前日の米国市場で債券が買われた流れを引き継いだことに加えて、この日実施の流動性供給入札で応札倍率が上昇し、投資家需要の強さが示されたことも買いにつながった。

  現物債市場で、新発30年物56回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.87%と、18日以来の水準まで買われた。新発20年物の162回債利回りは横ばいの0.60%、新発40年物の10回債利回りは1.075%と18日以来の低水準で取引された。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、横ばいの0.065%で寄り付いた後、一時0.07%に上昇。午後は0.065%に戻した。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「安倍晋三政権の継続で金融緩和長期化という見通しのもと買い安心感がある」と指摘。「流動性供給入札を控えてやや警戒感が残っていたものの、無難に通過したということで、午後は超長期債を中心に買い戻された」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比2銭安の150円34銭で取引開始。直後から切り返し、一時150円41銭まで上昇。結局は1銭高の150円37銭で引けた。

  財務省はこの日、流動性供給入札を実施した。残存期間15.5年超39年未満の銘柄が対象。入札結果によると、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が3.15倍と、同ゾーンを対象にした前回8月29日の2.43倍を上回った。最大利回り格差がマイナス0.006%、平均利回り格差はマイナス0.007%となった。

●ドル・円は113円台半ば、日本株連騰でじり高-FRB議長人事待ち

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円台半ばへじり高。米国の次期連邦準備制度理事会(FRB)議長人事や税制改革の進展待ちの姿勢が広がる中、日本株の連騰を背景に底堅く推移した。

  午後3時52分現在のドル・円は前日比0.1%高の113円55銭。前日の海外市場では米国株の反落や北朝鮮の生物兵器開発報道を受けて一時113円25銭まで反落。この日の東京市場でも午前は113円台半ばから113円25銭まで弱含んだが、その後もみ合いとなり、午後には113円59銭まで持ち直した。

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット西日本営業推進チームの西田朋広チーム長は、昨日は久々の114円台を付けて利食いや実需のドル売りが出やすかったが、「ここから調整が加速する感じでもない」と指摘。週後半に欧州中央銀行(ECB)の政策委員会を控えて、「引き締めが程遠い日本というのが意識されやすい」とし、衆院選での与党大勝を受けた日本銀行の黒田東彦総裁の続投や金融緩和の継続といった連想がドル・円の下値を支えると話した。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ユーロ=1.1761ドル。カタルーニャ情勢への警戒が続く中、前日の海外市場では一時1.1725ドルと2週間ぶりの水準までユーロ安が進行。この日はの東京市場では1.1770ドルまで持ち直した後、伸び悩んだ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE