自家用車保有コスト世界一のシンガポール、来年から保有総量増やさず

  • 自動車・二輪車の保有台数伸び率上限、18年2月からゼロ%に設定
  • 自動車保有に必要な証明書、直近の競売では約347万円

自家用車を持つコストが世界一高いシンガポールは、来年から保有台数がこれ以上増えないよう規制を強化する。

  政府は自動車・二輪車の保有台数伸び率をこれまで年0.25%を上限としてきたが、2018年2月からはゼロ%にする。陸上交通庁(LTA)が23日発表した。「土地の制約やニーズの競合を踏まえると、道路網をさらに拡張する余地は限定的だ」とウェブサイトで指摘。シンガポールではすでに国土面積の12%が道路だという。

シンガポールのトンネルを通過する車両

Photographer: Ore Huiying/Bloomberg via Getty Images

  シンガポールの国土はニューヨーク市よりも小さく、土地は貴重だ。シンガポールのインフラ効率は世界最高クラスだが、LTAの説明によれば、政府は今後5年で鉄道・バス輸送関連でさらに280億シンガポール・ドル(約2兆3300億円)を投資する。

  シンガポールで自家用車を持つためには自動車所有証(COE)を購入する必要がある。10年間の自動車保有を認めるCOEの供給は限定的で、政府が毎月競売を実施する。先週実施された直近の競売では最小の車両向けCOEは4万1617シンガポール・ドルだった。保有台数伸び率上限の次回検証・見直しは20年。

原題:Singapore to Stop Adding Cars to City From February 2018 (1)(抜粋)

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