石油投資家の動きに勢いが戻ってきた。

  ヘッジファンドは米指標原油ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)への投資の魅力が再び高まっているとみており、ポジション総数はほぼ1年ぶりの高水準に達した。原油価格は、鍵となる心理的な水準である1バレル=50ドルを約2週間にわたって上回っている。

  ストラタス・アドバイザーズ(ニューヨーク)の首席石油アナリスト、アシュリー・ピーターセン氏は「概して、市場関係者は今、原油への投資に対してより意欲的になっている」と指摘。「全般的に、石油業界は安定し上向きつつあるとの見方が広がっている」と述べた。

  多くの投資家は、価格が3年前に急落したことを受け、原油を敬遠するようになっていた。ピーターセン氏は、当時は「若干ひど過ぎた。他により良い選択肢があった局面で、個々のファンドのリスク特性は原油のポジションを取ることにはつながらなかった」との見方を示す。現時点では「全体的により安定している」と付け加えた。

  リグ(掘削装置)稼働数は3週連続で減少し、世界の2大油田サービス会社は北米市場における成長の原動力が減速しており、市場が正しい方向にある可能性を示唆していると述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによるWTIの先物とオプションの買越残高は17日終了週に8.2%減少し21万9077枚となり、8月以来最大の落ち込みを示した。売りポジションが18%増える一方、買いポジションの増加は0.8%にとどまった。

原題:Investors Jump Back Into Fray as Oil-Market Revival Beckons (1)(抜粋)

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