【NY外為】ドル続伸、ユーロはクロス取引で売られ軟調

更新日時
  • 26日のECB政策会合を控えカタルーニャ情勢を意識
  • カナダ・ドル軟化、中銀会合を前に100日移動平均に向かう
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

23日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続伸。ドル指数は一時、7月半ば以来の高値をつける場面があった。今週に予定されている一連の主要中央銀行の会合を見極めたいとの雰囲気が強かった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は米東部時間の午後に日中高値をつけた。対ドル、円、ポンドでのユーロ下落が背景。投資家は次期連邦準備制度理事会(FRB)議長人事や米連邦予算に関してさらなる情報を引き続き待っているが、その一方でカナダ、ノルウェー、スウェーデンの中銀や欧州中央銀行(ECB)の週内の政策判断にも目を向けている。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.1%上昇。ドルは対円で0.1%下落し1ドル=113円43銭。対ユーロでは0.3%上げて1ユーロ=1.1749ドル。

  米国債利回りが下げ幅を縮めるのに伴い、ドルは主要10通貨の大半に対し上昇。特にユーロや北欧通貨に対する上げが際立った。米上院が可決した予算決議案の下院採決が26日に予定されているほか、共和党の税制改革計画が来週にも発表されると伝わったのが手掛かり。また、FRB議長人事で発表が「極めて近い」とトランプ大統領が述べたことも追い風になった。

  カナダ・ドルは米ドルに対し、日中高値からやや下げつつも小幅高を維持した。カナダ銀行(中央銀行)の政策決定会合とカナダ会計年度の終了(10月31日)が近づいていることで取引がやや減っている可能性があると、トロントのトレーダーは指摘した。カナダ中銀が今週利上げする確率は低いと市場では予想されている。

  スペインのラホイ首相は、カタルーニャ自治州との対立は同国経済への脅威であり、6カ月以内に選挙を実施する構えだと述べた。一方、カタルーニャ州の独立派が、中央政府による同州掌握を阻止するため「人間の盾」の形成を準備中だとも伝わった。

欧州時間の取引

  ロンドン時間の取引開始とともにドルを新たに買い持ちにする動きがレバレッジ投資家の間でみられたと、ロンドンと欧州のトレーダーらは指摘した。

  ポンドは英国の欧州連合(EU)離脱交渉が進展するとの楽観論で高く寄り付いたが、日中高値の1ポンド=1.3227ドルに達した後は失速した。

原題:Dollar Up for a Second Day as Euro Dragged Lower by Crosses(抜粋)
Dollar Eyes Three-Month High as Bulls Find Support: Inside G-10(抜粋)

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