ティラーソン米国務長官:最新の対イラン制裁で欧州諸国に支持求める

Photographer: ATTA KENARE/AFP/Getty Images
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ティラーソン米国務長官は欧州諸国に対し、イランの革命防衛隊(IRGC)を対象とした米主導の制裁に参加するよう呼び掛け、IRGCとビジネスを行う国は自ら危険を冒してそうしていると警告した。

  同長官はサウジアラビアのサルマン国王ら同国高官と22日に会談した後に首都リヤドで記者団に対し、IRGCが「地域の不安定さを助長し、破壊をもたらしている」と述べ、IRGCとビジネスを行う欧州諸国や企業は「大きなリスクを冒している」と指摘した。

ティラーソン国務長官

(出所:Bloomberg)

  ティラーソン長官のサウジ訪問は、同国とイラクの協力を強化するなどして中東におけるイランの影響力に対抗することが狙い。長官はまた、米国が支援する部隊がイラクから過激派組織「イスラム国(IS)」の兵士を追放した後に生じた空白について、イランなど敵対する勢力でなく、米国の同盟国が埋めることも確実にしたい意向。

  長官は「イラクにいるイランの民兵は、ISとの戦いが終わりに近づいているため帰国する必要がある」と述べ、「イラクにいる外国兵士は帰国し、イラク人の支配権回復を認めねばならない」と呼び掛けた。

  トランプ大統領は先に発表した新たなイラン戦略で、欧米などとの間で2015年に成立したイラン核開発に関する合意を認めず、中東でのイランの政治的影響力を抑制するため議会に見直しを求め、IRGCに対する新たな制裁を打ち出していた。

原題:Tillerson Calls on Europe to Back Latest Sanctions on Iran (3)(抜粋)

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