コンテンツにスキップする

「チェコのトランプ」バビシュ氏の党が第1党に-反EU台頭、下院選

  • ANO2011のバビシュ党首は他党の党首に連立協議への参加を求めた
  • バビシュ氏の不正疑惑のため潜在的な連立パートナーは提携に否定的
1508591368_GettyImages-863632424
Photo credit should read MICHAL CIZEK/AFP/Getty Images)
1508591368_GettyImages-863632424
Photo credit should read MICHAL CIZEK/AFP/Getty Images)

20、21の両日投票が行われたチェコ下院選挙は、資産家で第1副首相兼財務相を務めたアンドレイ・バビシュ党首率いる「ANO2011」の第1党への躍進が確実となった。ただ、バビシュ党首は不正疑惑を抱えており、刑事責任を問われる可能性がある限り、潜在的な連立パートナーはANO2011との連携に否定的だ。

  国家を実業家のように運営すると約束し、反イスラム系移民や欧州連合(EU)との統合深化への反対を掲げたANO2011は29.6 %の票を獲得し、EUに懐疑的な市民民主党が2番目に多くの票を集めた。海賊党と極右「自由と直接民主主義(SPD)」がこれに続き、ソボトカ首相率いる中道左派の社会民主党は後退した。

  トランプ米大統領やイタリアのベルルスコーニ元首相と比較されることの多いバビシュ氏は、EU有数の高成長率と低い失業率を財務相時代の実績として誇示してきたが、同氏の農業・メディアビジネスに関係する利益相反を反対派は批判。下院選の1カ月前には不正疑惑を巡る責任の追及が始まり、バビシュ氏自身は疑惑を否定しているが、社会民主党とキリスト教民主同盟は、この問題が決着しない限り、連立に参加しない方針だ。

1508591368_GettyImages-863632424

ANO2011のバビシュ党首

写真家:Michal Cizek / AFP via Getty Images

  バビシュ氏は他党の党首に連立協議への参加を求め、政権の早期発足を期待していると述べた。ゼマン大統領は22日に連立協議の主導役としてバビシュ氏を首相に指名する考えを示し、両者は23日に会談する見通し。

原題:Czech Mogul Faces Tough Cabinet Talks After Election Triumph (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE