トヨタが藍色の新型タクシー、スライドドアで乗降楽々

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  • イメージカラーは藍色、ミニバンタイプHVで車いすのまま乗車可能
  • 月販目標1000台、東京五輪までに3分の1の普及目指す

トヨタ自動車の新型タクシー

Toyota's JPN Taxi Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Toyota's JPN Taxi Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

トヨタ自動車は23日、タクシー専用の新型車を発売した。ミニバンタイプで今後の高齢化社会も見据えて後席ドアを電動スライド式とするなどセダンが中心だった従来のタクシーのイメージを大きく変える内容となっている。

  トヨタの発表資料によると、新型のタクシーは排気量が1.5リットルの液化石油ガスを使用したハイブリッドエンジンを採用。低床設計で後席に開口幅の広い電動スライドドアを採用して乗り降りをしやすくした。一方で従来のタクシー用主力モデルだった「コンフォート」に対し全高を22.5センチ高くし、車いすのまま乗車できる広々とした内部空間を確保した。

トヨタ自動車の新型タクシー

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  トヨタによると、乗り心地や静粛性も大幅に改善し、後席に関しては高級車並みの静粛性を実現。後部座席にはシートヒーターや携帯電話の充電ができるUSB端子を備えるなどして利便性を高めている。カラーバリエーションは藍色を中心に3種。

  全国ハイヤー・タクシー連合会によると、国内の法人・個人のタクシー車両数は20万台規模でこのうち8割程度がトヨタ車だ。新型タクシーの月間販売目標は1000台に設定したがトヨタの年間の国内販売規模(昨年度163万6495台)からすれば1%にも満たない市場規模で、開発を担当した粥川宏チーフエンジニアによるとボリュームが小さすぎてほとんど利益は出ないという。

  しかし、トヨタでは長年親しまれた旧モデルを徐々に置き換え2020年までに約3分の1を新型にしたい考えで東京五輪までには日本の都市部の風景が一変している可能性がある。

(新型タクシーの販売目標などの情報を追加します.)
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