ECB:債券購入、月額300億ユーロに減らし9カ月延長へ-調査

更新日時
  • ECB政策委員会は25、26日にフランクフルトで会合
  • 2018年入り以降の購入余力は約2700億ユーロとエコノミスト見積もり

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁

Bloomberg
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欧州中央銀行(ECB)は2018年に入った後、資産購入プログラムの月購入額を300億ユーロ(約4兆円)に縮小し約9カ月延長する。ブルームバーグの調査に答えたエコノミストらがこのように予想した。購入ペースは現行(月600億ユーロ)の半分となる。ECBが購入余力の残りを引き伸ばして使いながらインフレ加速を待つとエコノミストらはみている。

  ECBは25、26両日に政策委員会を開く。エコノミスト予想のように来年1月から月300億ユーロ購入を9カ月続けると、量的緩和(QE)での購入総額は2兆5000億ユーロを若干上回る水準となる。これは一部当局者が、現行規則のままで購入が可能な上限とみている額に一致する。

  月購入額を半減させ9カ月延長する案は、購入を終了させることの明確な示唆を求める当局者と、インフレ見通しが鈍い間は景気刺激を維持したい当局者との間の妥協点になる。

  ECBは金利について、購入終了後も相当期間据え置くと表明しており、QE解除についての予測が付けば初回利上げ時期の予想がしやすくなる。調査では、中銀預金金利の初回引き上げが2019年1-3月(第1四半期)、リファイナンスオペの最低応札金利の引き上げは次の四半期中との予想が示された。

  ECB当局者の一部は購入終了後も満期を迎えた保有証券の償還金を再投資することで景気刺激を維持できると論じている。チーフエコノミストのプラート理事はこれに関する戦略の詳細を明らかにすることに肯定的だが、年内に発表があるかどうかについて、調査に答えたエコノミストの見方は分かれていた。

原題:Draghi Seen Going for Bond-Buying Limit in QE’s Last Hurrah (1)(抜粋)

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