衆院選:安倍政権継続認めた民意、1強に懸念の声も

  • 「政権の安定望む」「毎回入れている」と自民支持者
  • 「強すぎる自民に懸念」「首相はあまりにも保守的」と批判票

安倍首相

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

自民、公明両党が過半数を大きく上回る結果となった衆院選。民意は5年近く続いている安倍晋三政権の継続を認めた形だが、有権者からは「1強」を懸念する声も出た。

  東京都板橋区の会社員、大塚茂孝さん(34)、世田谷区の鈴木淑子さん(85)は自民党に投票した。大塚さんは「政権の安定を望んだ。取りあえずは今まで通り、今の政策を進めてほしい」と語った。鈴木さんは毎回、同党に入れていることを理由に挙げた。

  板橋区の主婦、福嶋小夜子さん(46)は小選挙区で立憲民主党の候補、比例代表は自民党に入れた。自民党政権を支持しているものの、安倍首相には「分かりやすい政治、見える政治を求めたい。きちんと説明責任を果たしてほしい」と注文を付けた。

  期日前投票した埼玉県の無職、樋口明夫さん(84)は「今の自民党が強過ぎるのが懸念だ。野党勢力にはある程度強くなって、自民党政権の対立軸になってもらう必要がある」と話す。東京都世田谷区の会社役員、春山里子さん(70)は安倍首相の考え方は「あまりにも保守的だ」として希望の党に投票した。

  一方、品川区の自営業、鈴木満美子さん(44)は、「安倍1強は打破したいが、頼れる野党がなくやむを得ず自民党に投票した」と話した。狛江市の会社役員、酒井英行さん(46)は「自民党には安心感があり、与党になるだろうが、油断させたくない」と語り、「苦渋の選択」で立憲民主党に入れたという。

  

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