世界が愛するカレー、有名シェフお薦めの名店を食べ歩こう

  • 「UMU」の石井シェフは大阪に行くたびに「自由軒」を訪れる
  • ムンバイで育ったバティア氏はビーチ沿いの「ベルプリ」のファン

インド南部で「カレー」と注文すると、ウエーターは戸惑うだけかもしれない。魚や肉、野菜などスパイスの利いたカレーはそれぞれ別の名前を持ち、その種類も豊富だからだ。

  カレーという言葉はタミル語でライスと付け合わせの料理を意味する「kari」あるいは、シチューを意味する古い英語の単語「cury」から来ているとされる。英BBC放送によれば、1390年代に出版された書物では、全ての辛い食べ物をフランス語の「cuire」から「cury」と呼んでいたという。

  今は世界中で愛されているカレーだが、どこで最高のカレーが食べられるのか。有名シェフが教えてくれた。

中国・広州

「アンクル・カフェ」

  ロンドンのレストラン「A・ウォン」のシェフ、アンドルー・ウォン氏はこのレストランのファンだ。マトンカレー は「スパイスの利いたパキスタン風」だという。

ドバイ

インデゴ・バイ・ビニート

  ホテル「グロブナー・ハウス」内のこのレストランのシェフ、ビニート・バティア氏は世界で最も尊敬されているインド人シェフの1人。「ロミーズ・キッチン」のシェフ、ロミー・ジル氏はスターターのインド風スナックの「チャート」はやみつきになると話す。「口の中でフレーバーがダンスする」のだそうだ。

インディゴ・バイ・ビニートのチャート

写真家:Randy Guevarra via Indego via Vineet

スチューデント・ビルヤニ

  1969年創業のパキスタンのファストフードチェーン。ドバイには3店舗を展開。ロンドンの「シナモン・クラブ」のシェフ、ビベク・シン氏によれば、ここでの「ショーのスターはビハリケバブ」だ。

インド・コルカタ

アーヘリ

  コルカタの中心部にある高級ホテル「ピアレス・イン」内にあるベンガル料理のレストラン。ロンドンのレストラン「ダーバール」のシェフ、アブドゥル・ヤシーン氏のお気に入り。

アルサラン」(サーカスアベニュー店)

  8店舗からなる小さなチェーンで、北インドのムガール料理を提供。ロンドンの「ガンパウダー」のハーニート・バウェジャ氏のお薦めはマトンのビリヤニ。

インド・ムンバイ

バデミヤ

  「タージ・ホテル」に近い夜遅くまで開いている伝説の屋台。インデゴのバティア氏やロンドンのレストラン「ベレナス」のシェフ、アトゥル・コチャール氏らファンが多い。
https://www.instagram.com/p/-ZLFlPrbC1/

ベルプリ」(ジュフビーチ)

  ビーチ沿いのシーフードスタンドで地元の人々に愛されている。ジュフで育ったバティア氏もお気に入り。

インド・プネ

「オー!カルカッタ」

  伝統的なベンガル料理を提供する旧カルカッタのコロニアル風クラブのレストラン。

インド・ニューデリー

ブカラ

  ホテル「ITCマウリヤ」のおしゃれなレストラン。ビル・クリントン氏ら多くの世界的指導者が訪れた。

ブカラのケバブ

出典:ITC Hotels

イスラエル・テルアビブ

ムンナル

  イスラエルでインド料理は一般的ではないが、ベジタリアンレストランのこの店は人気。

日本・大阪

自由軒

  大阪で最も古い洋食レストランはカレーも名物だ。ロンドンの懐石レストラン「UMU(ウム」の石井義典シェフは大阪に行くたびに訪れる。家庭的だが繊細な味わいで、子供の頃の記憶がよみがえるそうだ。空腹ならコロッケなどサイドメニューも注文するという。

日本・東京

資生堂パーラー

  銀座で洋食を食べたいと思えば、この店でミートコロッケやマカロニグラタンをオーダーすることもあるだろう。それにカレーライスも外せない。ロンドンのレストラン「アンズ」のケン・ヤマダ氏は小さかった頃に両親に連れられて来店。最近、この店でカレーライスを食べたが、子供の頃と全く同じ味だったという。

シンガポール

バナナ・リーフ・アポロ

  レースコースロードのカジュアルレストランで、魚の頭のフィッシュ・ヘッド・カレーが有名。

バナナ・リーフ・アポロの魚カレー

写真:Banana Leaf Apolo

スペイン・マドリード

カレー・マサラ

  ロンドンのレストラン「グリーンハウス」でミシュラン二つ星を得ているフランス人シェフのアルノー・ビーニョン氏はこの店のパラクパニール(ほうれん草とチーズのカレー)が特にお気に入り、で「豊かさと酸味のバランスが完璧」と絶賛している。

英国・ロンドン

ガンパウダー

  スピタルフィールズ市場近くの小さなレストランで、手頃な価格でディナーが楽しめる。
https://www.instagram.com/p/BYIIVLtlagy/

ミルチ・マサラ

  郊外のトーティングにあるカジュアルレストランで、シナモン・クラブのシェフ、シン氏も常連。

米国・ニューヨーク

インディアン・アクセント

  ロンドンの「クリケット」のウィル・ボウルビィ氏が、ミッドタウンにあるこのモダンな店のファンだ。食材はニューデリーから輸入し、「世界のベストレストラン50」にも選ばれた。
https://www.instagram.com/p/BZGnXR5ARgF/

ジュヌーン

  ミシュランの星を得ているこの店は、ロミーズ・キッチンのジル氏のお気に入り。
https://www.instagram.com/p/BZl0PywDS5S/

(リチャード・バインズ)

  (バインズ氏はブルームバーグの料理評論家です。 Twitter @richardvines 、Instagram @ richard.vines

原題:Around the World in 23 Curries: The Best From New York to New Delhi(抜粋)

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