20日の米株式相場は上昇、米国債は大幅下落。S&P500種指数は週ベースで6週連続上昇となった。米上院が2018年度連邦予算の大枠を定めた決議案を可決し、トランプ米大統領にとって重要政策課題が実現に近づいたことが材料視された。

  • 米国株は主要株価指数が高値更新、S&P500は6週連続の上昇
  • 米国債は下落、減税の可能性が高まったことを嫌気-FRB議長人事も意識
  • NY原油は反発、リスク選好の動き強まる
  • NY金は反落、週間でも下落-税制改革期待でドル上昇

  主要3株価指数は終値ベースの過去最高値を更新した。一方、トランプ政権が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長の決定に近づいたとの観測から、米10年債利回りは2.4%の手前まで上昇した。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%上げて2575.21。ナスダック総合指数は0.4%上昇し6629.05、ダウ工業株30種平均は165.59ドル(0.7%)高い23328.63ドル。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い2.38%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。金融市場でリスクテーク意欲が再び強まったことから、買いが優勢になった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比18セント(0.4%)高の1バレル=51.47ドルで終了。12月限は33セント上昇の51.84ドル。ロンドンICEの北海ブレント12月限は52セント上げて57.75ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。週間ベースでは過去6週中5度目の下落。米上院が予算決議案を可決し、税制改革実現への弾みになるとの見方から、ドルが上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は前日比0.7%安の1280.50ドルで終了。

  上院の予算決議案可決で減税実現への道が開けたとの見方で、国債は徐々に下げ幅を拡大した。次期FRB議長人事関連の動きで、不安定な値動きとなる場面が幾度かあった。イエレンFRB議長がホワイトハウスを訪問中だとの報道や、トランプ大統領が22日に放送予定のFOXニュースとのインタビューで話した内容が一部公表されたことに、相場は反応した。

  米国株の個別銘柄では、ゼネラル・エレクトリック(GE)が1.1%高。7-9月決算と通期見通し下方修正への失望から一時は6.3%安まで売り込まれたが、業績が底入れした可能性をアナリスト数人が指摘したことで下げを埋めた。

原題:Dollar Gains With U.S. Stocks on Trump Tax Outlook: Markets Wrap(抜粋)
GE Just Shocked the World: Here’s What Wall Street Had to Say(抜粋)
USTs Slump on Tax-Cut Optimism, Whippy Action on Fed Chair Talk(抜粋)
Oil Trades Above $51 as Heightened Risk Appetite Props Up Prices(抜粋)
PRECIOUS: Gold Posts Weekly Drop as Dollar Rises on Tax Plan(抜粋)

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