ヘッジファンドのダイモン、6億ドル追加調達へ-株式ファンド拡大で

  • アジアに特化の株式ファンドは8人で運用-ルオ社長
  • 1-9月のリターンはプラス13%-マクロファンドはマイナス4%
Photographer: Munshi Ahmed/Bloomberg
Photographer: Munshi Ahmed/Bloomberg

ヘッジファンド運営のダイモン・アジア・キャピタル(シンガポール)が、株式ファンド向けに6億ドル(約680億円)を追加調達する計画だ。同社はマクロ経済をテーマとするファンド運営で名を上げたが、株式投資を拡大する。ジェイ・ルオ社長が語った。

  株式ファンドの名称はダイモン・アジア・エクイティ・ファンドで、ルオ社長によると、現在は4億ドル余りを運用。その大半は内部資本とテマセク・ホールディングスからの資金という。アジアに特化した同ファンドの運用担当者は8人。今年1-9月のリターンはプラス13%近いとも話した。

  調査会社ユーリカヘッジによれば、アジアの株式相場に賭けるファンドは今年これまでの運用成績がプラス12%を上回り、世界のヘッジファンド業界の年間リターンはこのままいけば、2013年以来の高水準となる勢い。また、別の調査会社ヘッジファンド・リサーチのデータは、世界の株式ヘッジファンドに4-6月に38億ドルもの投資家資金が流入し、マクロ戦略ファンドの次に最も人気が高かった状況を示している。

  ダイモンがこれまで得意としてきたマクロ戦略は、このところ振るわない。ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントなど大手は今年これまでの成績がマイナス。ダイモンの旗艦ファンド、ダイモン・アジア・マクロ・ファンドは1-9月がマイナス4%。昨年はプラス15%だったと説明したルオ社長は、株式投資拡大の決定はマクロファンドの成績と関係ないと述べた。

原題:Dymon Asia Hedge Fund to Raise $600 Million in Equity Expansion (抜粋)

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