大統領側近はテイラー、パウエル両氏に傾く、FRB人事-関係者

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  • イエレン氏は19日の面談で好印象与えた、大統領はまだ最終決定せず
  • 大統領が今週中に後任人事を発表する可能性は低いと当局者
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トランプ米大統領の側近らは連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長選びで、同大統領にスタンフォード大学のジョン・テイラー教授かパウエルFRB理事を選択するようアドバイスしている。選定プロセスに詳しい関係者数人が明らかにした。

ジョン・テイラー氏

Photographer: Sam Hodgson/Bloomberg

  これら関係者によると、トランプ大統領は最終的な決断を下していない。同大統領は11月3日からのアジア歴訪前に決定を公表すると明言している。

  トランプ大統領は19日、ホワイトハウスでイエレンFRB議長と面談。30分間続いた面談で、イエレン議長は好印象を与えたという。同議長は来年2月に任期満了を迎える。

  ホワイトハウスの当局者2人によると、トランプ大統領が今週、後任人事を発表する可能性は低い。事情に詳しい関係者の一人は、トランプ大統領には落ち着いてじっくりと各候補を検討する時間をまだ持てていないと語った。

ジェローム・パウエル氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  また事情に詳しい関係者2人によれば、ペンス副大統領と同氏の側近およびムニューシン財務長官はテイラー氏ないしパウエル氏を推している。

  関係者2人は、次期FRB議長の最終候補5人のうち、コーン国家経済会議(NEC)委員長を除いたテイラー、パウエル、イエレン、ウォーシュ元FRB理事の4人と大統領は面談したが、4人とも良い結果を残したと語った。大統領はコーン氏については良く知っているため、面談の必要はないと考えたという。

  イエレン議長との面談には大統領のほか、ムニューシン長官、ケリー大統領首席補佐官、ホワイトハウスの人事担当ディレクター、ジョニー・デステファノ氏、アンドルー・オルメム大統領特別顧問も同席した。

  ペンス副大統領はイエレン議長の面談には出席しなかったが、テイラー氏の時は同席した。またトランプ大統領の要請に応じて、パウエル、ウォーシュ両氏とも別個に会っている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  イエレン議長は面談でかなりの好印象を与え、大統領とムニューシン長官ら高官の尊敬を集めたものの、大統領側近でイエレン議長再任に賛成している人はいない。

原題:Trump Advisers Are Said to Lean Toward Taylor or Powell for Fed(抜粋)

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