メイ英首相:国民が納得できる離脱合意の必要訴え-EU首脳会議

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  • 離脱交渉を前進させるために「緊急」の対応を行うよう首脳らに要請
  • メイ英首相がEU首脳会議のワーキングディナーで発言

メイ英首相

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

メイ英首相は、19日夜にブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議のワーキングディナーで、英国のEU離脱交渉を前進させるために「緊急」の対応を行うよう首脳らに要請し、英国とEU加盟国の双方がそれぞれの国民を納得させられる合意が必要だと訴えた。

  メイ首相は、夏の間の離脱交渉のこう着状態の打開に向けて自らが既に一定の努力を行ってきたと述べ、今度はEU首脳らが自分に手を貸す番だと主張した。離脱交渉は、EUが英国に請求する清算金を巡って行き詰まり、通商合意を締結するための限られた時間が削られる結果となっている。

  同首相のプレゼンテーションの根底にあるメッセージは明快だ。すなわち、懐疑的な国民を説得する必要があるため、悪い合意を英国に持ち帰ることはできず、かといって有意義なオファーを待つ余裕もないということだ。

  EU当局者の1人が匿名を条件に語ったところでは、EU首脳らもメイ首相の立場の脆弱(ぜいじゃく)さを承知しており、そのため首脳会議に到着した際にメイ氏を勇気づける言葉をかけた。首脳会議の総括文書は、英国にさらなる具体的な対応を求める一方、年内の進展の可能性を示唆する内容となった。
  

原題:May Appeals to EU for a Brexit Deal She Can Sell at Home (1)(抜粋)

(メイ首相のプレゼンテーションの内容や意図を追加して更新します)

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