きょうの国内市況(10月19日):株式、債券、為替市場

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●日経平均歴代2位の13連騰、バブル期88年以来-米経済良好と決算期待

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  東京株式相場は、日経平均株価が歴代2位タイの13連騰。米国の良好な経済情勢や政策進展期待に加え、為替の円安推移、海外の好決算から国内企業業績の先行きも楽観視された。半導体関連を中心に電機株が上げ、神戸製鋼所など鉄鋼株や非鉄金属株、保険株も高い。

  TOPIXの終値は前日比5.40ポイント(0.3%)高の1730.04と9日続伸し、2007年7月以来の高値水準。日経平均株価は85円47銭(0.4%)高の2万1448円52銭で終え、バブル経済期の1988年2月10ー27日に記録した13日連続高に並んだ。

  りそな銀行アセットマネジメント部の下出衛チーフストラテジストは、「世界的な株高の背景には、企業収益は危機から完全に脱しているにもかかわらず、金融政策はいまだに超低金利で、そのギャップがバリュエーション面での株価上昇を正当化するとのロジックがある」と指摘。海外投資家が日本株の見直しを進めているのは、「日本が最も金融正常化が遅れ、経済実態とのギャップが大きいと判断しているため」と話した。

  東証1部33業種は鉄鋼や保険、非鉄金属、金属製品、その他製品、電機、医薬品、不動産、化学など22業種が上昇。下落は石油・石炭製品と電気・ガス、建設、倉庫・運輸、食料品、小売など11業種。

  売買代金上位では、露光装置大手のオランダのASMLホールディング決算で半導体メモリー投資の強さを確認した影響から東京エレクトロン、アドバンテストが高く、野村証券が電子材料では半導体の優位性が続くと指摘し、信越化学工業やSUMCOも上昇。相対的に半導体関連が強さを見せた。トヨタ自動車やホンダがデータ改ざんのアルミ製品の安全性を確認したと発表し、神戸製鋼所は午後に上昇基調を強めた。半面、SMBC日興証券が投資判断を下げたスルガ銀行は売られ、enishや双信電機も安い。

  東証1部の売買高は15億2038万株、売買代金は2兆4106億円。値上がり銘柄数は813、値下がりは1096だった。

●債券は中期ゾーンが上昇、5年入札結果受け買い圧力-あすの日銀オペも支え

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  債券市場では中期債相場が上昇。この日に実施された5年債入札が市場予想を上回る結果となったことを受けて中期ゾーンを中心に買い圧力が掛かった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日の米国債安を受けて前日比8銭安の150円28銭で取引を開始した後、いったん150円26銭まで下落。その後は下げ渋る展開となり、午後は入札結果を受けて150円45銭まで上昇。結局は2銭高の150円38銭で引けた。

  野村証券の中島武信クオンツ・アナリストは、「事前にかなり警戒されていた5年債入札の結果が良かったので、午後は5年以下を中心に強くなった」と指摘。「午前に金利が上昇したところでは押し目買いも入った。現状の金融政策のまま10年ゼロ%目標が続くのであれば足元の水準は買いということ」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)高い0.07%で寄り付いたが、その後は戻した。午後には一時0.06%まで買われた後、0.065%で推移した。新発2年物の381回債利回りは0.5bp低いマイナス0.14%。新発5年物の133回債利回りは一時1bp低いマイナス0.09%と、3営業日ぶりの低水準を付けた。

  財務省がこの日に実施した5年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円90銭と、市場予想の100円89銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.24倍と、前回の4.07倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)はゼロ銭と昨年10月以来の水準に縮小した。

●ドル・円は2週間ぶり高値圏、世界株高や米金利上昇で-円ほぼ全面安

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  東京外国為替市場のドル・円相場は約2週間ぶりの高値圏で推移。世界的な株高や米金利の上昇を背景にドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時20分現在のドル・円は前日比0.1%高の1ドル=113円05銭。朝方に113円09銭まで上昇し、前日の海外時間に付けた6日以来の高値を更新。113円台では輸出企業の売りも出たもようで、一時112円88銭まで下げる場面もあったが、その後113円台へ値を戻した。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長は、ドル・円は米金利上昇に応じて上昇し、株高を受けたリスクオンの円売りも支えになっていると説明。もっとも、「次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長や米税制改革がまだ固まっておらず、動きは鈍い」とし、6日の高値(113円44銭)を前に上値は重くなりやすいとみている。

  円は全面安となった前日に続き売りに押され、主要10通貨中ニュージーランドドルを除く9通貨に対して下落。豪ドル・円相場は豪雇用統計が予想を上回ったこともあり、約3週間ぶりの水準となる1豪ドル=88円88銭まで豪ドル高・円安が進んだ。ユーロ・円相場は一時1ユーロ=133円43銭と1週間ぶり高値を付けた。

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