「テイラー・プット」活況、FRB議長候補巡る不安反映か

  • ユーロダラーのプットの売買高急増、米金融引き締め加速にらみ
  • 米国債市場のボラティリティー指数低下に逆行

一見したところ米国債市場は相変わらず落ち着いており、ボラティリティーは7営業日連続で低下し記録的低水準付近に下がっている。

  だが一皮むけば、トランプ米大統領が11月3日より前に発表する見通しの次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長候補の指名を控え、トレーダーらが不安を募らせていることは明らかだ。

  今週の金利オプションの活況を見るだけで分かる。特に12月半ばに行使期限を迎える1年物ユーロダラーのプットはここ数日、「テイラー・プット」と名付けられるほどだ。トランプ大統領が次期FRB議長候補の1人と目されるスタンフォード大学教授のジョン・テイラー氏について熱く語ったとの報道を受け、トレーダーが買っているからだ。先週ホワイトハウスで1時間にわたりトランプ大統領と面談したテイラー氏は、最終選考リストに残る5人の候補者の中で最もタカ派と受け止められている。

  一方で、債券市場のボラティリティーの指標からはトレーダーは少しも動揺していないことが示されている。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のMOVE指数は10月6日以降、連続して低下しており、8月に記録した29年ぶりの低水準をわずかに上回る水準にある。

原題:Bond Market’s ‘Taylor Put’ Signals Traders on Edge Over Fed Pick(抜粋)

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