【米国株・国債・商品】ダウが5週間ぶりの大幅高、国債は下げ

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  • 米10年債利回りが上昇、利上げペースの加速を予想
  • S&P500構成銘柄52社の8割余りが予想を上回る決算を発表
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

18日の米株式相場は上昇。市場予想を上回る企業決算を手掛かりにダウ工業株30種平均が5週間ぶりの大幅高となり、主要3株価指数は全て過去最高値を更新した。米国の利上げペースが速まる可能性があるとの観測が広がって米国債相場は下落、利回りが上昇した。

  • 米国株は上昇、好決算追い風にダウが5週間ぶりの大幅高
  • 米国債は下落、利上げペース加速の観測で
  • NY原油は小幅上昇、燃料在庫が増加
  • NY金は3日続落、最高値圏の米国株を嫌気

  米IBMが10-12月(第4四半期)に5年ぶりに増収を見込むとしたことや、アボット・ラボラトリーズ、ノーザン・トラストの決算が予想を上回ったことで、米国株は押し上げられた。S&P500種株価指数構成企業のうち52社の8割余りが、アナリスト予想を上回る決算を発表している。

  ダウ工業株30種平均は前日比160.16ドル(0.7%)高い23157.60ドル。S&P500種株価指数は0.1%上げて2561.26、ナスダック総合指数は0.1%未満上げて6624.22。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い2.34%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が小幅高。イラク情勢を巡る緊張を手掛かりに上昇したが、この日発表された米石油製品在庫の増加を嫌気して上げ幅を縮小した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比16セント高の1バレル=52.04ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は27セント上げて58.15ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日続落。最高値圏にある米国株を嫌気して売られた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は前日比0.2%安の1283ドルで終了。

  米国債相場はアジアと欧州時間での下げを引き継いだ。償還年限の長い国債がより大幅に下げ、米国の早い時間にイールドカーブ(利回り曲線)がスティープ化、5年債と30年債の利回り差は拡大した。一方、トランプ大統領による次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長指名が近づく中、短期債のオプション取引が比較的活発となった。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場が示す12月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの確率は80%近辺と、前週末13日の72%から上昇した。次期FRB議長人事を巡っては、より引き締め政策を選好するとみられるスタンフォード大学のジョン・テーラー教授がトランプ米大統領に好印象を与えたと報じられた。

原題:Dow Climbs Most in Five Weeks as Treasuries Drop: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Consolidate Overnight Drop, Long End Leads Losses(抜粋)
Trump Says His Fed Chair Pick Will Be One of Five Already Named(抜粋)
Oil Rally Wanes as Rising Fuel Stockpiles Stir Demand Worries(抜粋)
PRECIOUS: Gold Declines a Third Session as U.S. Equities Rise(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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