MiFID2適用準備、EU加盟国半数以上でまだ完了せず

  • スペイン、オランダなど17カ国が国内法への置き換え作業中
  • MiFID施行は来年1月3日から、混乱深まる見通し

欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID 2)について、EU加盟28カ国の半数以上がまだ導入準備を終えていない。来年1月3日の施行を前に企業が対応を急ぐ中で、業界の混乱は深まりそうだ。

  欧州委員会やブルームバーグの報道によると、スペインやオランダ、ポルトガルを含む17カ国で、MiFID2を国内の法律や規則に置き換える作業がまだ続いている。置き換えが完了するまで指令がその国の企業や個人に直接適用されることはないため、この作業は重要な意味を持つ。

  順守のための費用見積もりが20億ドル(約2260億円)に上るとされるMiFIDを巡り、こうしたドタバタぶりは銀行や資産運用者の不透明感を増し、EU各国の規制当局には法の柔軟な適用を求める圧力を強めている。

  欧州委員会のドムブロフスキス副委員長(金融安定・金融サービス担当)は17日、「加盟国は移行作業をまだ続けている」と認め、「やや遅いと言わざるを得ない。EU全域での均一な適用を確保するため、欧州委員会の側から当然この移行を注視していく」と語った。

原題:MiFID’s Still a Muddle in Many EU States as Start Date Looms (2)(抜粋)

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