ドイツ憲法裁、連銀のECB債券買い入れ参画停止請求を却下

  • 現時点の暫定的判決は時期尚早と独憲法裁、明確な判断避ける
  • ドイツではECBのQEについて合法性を問う訴訟も継続中

ドイツ連邦最高裁は、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)プログラムに対する同国連邦銀行の参加停止を求めた訴えを退けた。一方、債券買い入れ策の合法性を問う訴訟は保留されている。

  憲法裁はQEが全て終わる前に請求を認めることが原告の要求だろうと指摘した。連銀のQE参加について最終的に違憲判決が下されるかもしれないが、判断が出るのは数カ月から数年先になる可能性もある。

  憲法裁は18日発表した声明で「連銀による購入が巨額のため、債券買い入れを中断させればインフレを約2%に押し上げるというQEの目標を危うくし、妨害にすらなる恐れがある」と説明。「現時点で暫定判断を下せば現状維持以上の意味を持ち、訴えを認めたことと同じ意味にもなる」と続けた。

  ECBによる2兆3000億ユーロ(約305兆円)規模の債券買い入れ策は、ドイツで幅広い反対に遭っている。今回の憲法裁判断はECBの政策に対してドイツで保留されている訴訟の一部だった。ドイツ憲法裁は今年7月、QEの合法性に関する暫定判断をEU司法裁判所に仰いだ。同憲法裁では、QEがEUの条約の下で付与されたECBの権限から逸脱しており、EU司法裁判所は違憲判決を下すべきだとの見方を示していた。

原題:ECB Bond Program Survives Another Challenge at German Court (1)(抜粋)

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