テーラー氏のFRBは絶対タカ派-イールドカーブが投資家の確信示唆

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

スタンフォード大学教授のジョン・テーラー氏が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長になった場合、同氏が政策設定での柔軟性を強調しているにもかかわらず、金利はイエレン議長時代よりも高くなると市場は信じ込んでいる。

  その証拠に、トランプ大統領が同氏との面談で好印象を持ったとブルームバーグ・ニュースが16日に報じた後、ドルは上昇し米10年債は値下がりした。

  テーラー氏は先週公表した論文で、テーラー・ルールの入力値の一つである自然利子率(均衡実質金利)を連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーらが現在想定している水準に調整することを提案したが、それでも金利は高くなると見込まれている。

  こういうわけで、テーラー氏が次期FRB議長になる観測の高まりに伴いフェデラルファンド(FF)金利先物市場はこれまで想定していたより速いペースの利上げを織り込み始めた。

  政策金利見通しに左右される短期金利が上昇する一方、成長とインフレ見通しに連動する長期金利は、金融当局がリセッション(景気後退)を恐れないとの見方から低下。スプレッドは縮小した。

  均衡実質金利はかねて2%とされてきたが、最近のFOMC議事録は0.75%前後とのメンバーの想定を示唆している。均衡実質金利を2%とした場合にテーラー・ルールが示す政策金利の適正水準は3.75%。現行のレンジ上限は1.25%。

  ただ、もう一つの重要な入力値である均衡失業率は現在5%とされているが、それを実際の失業率である4.2%に近い4%に設定すると、テーラー・ルールの推奨金利がこれまでのFOMCの金利やフォワードガイダンスに近くなる。

原題:Whatever the Rule, Investors See Taylor Turning Fed Hawkish(抜粋)

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