中国の債券市場でまた逆イールド-習主席はそれでも懸念の必要なし

  • 中国の逆イールドは政府主導の側面大きく、短めの金利を押し上げ
  • 18日の5年物国債利回りは3.79%、10年債利回り3.74%

習近平総書記

Photographer: Qilai Shen

中国の債券市場で短めの金利が再び長期金利を上回った。だが、こうした逆イールドが今後のリセッション(景気後退)を示唆する可能性がある米国とは違い、習近平国家主席が懸念する理由は比較的乏しい。

  中国の逆イールドは政府主導の側面が大きく、中国人民銀行(中央銀行)は過剰なレバレッジを抑えるため短めの金利を押し上げている。当局は行き過ぎた引き締まりを防ぐため、資金供給や的を絞った緩和を通じて介入に入る時もある。また、今週は景気回復の兆しで利回りが上昇した。

  中国の5年物国債利回りは18日、3.79%に上昇。10年債利回りの3.74%を上回った。当局が資産運用商品に対する規制強化や短期金利の押し上げに動き、短めの借り入れコストがその影響を受ける中、レバレッジ削減の取り組みを受けて今年は5年物、10年物の利回りが共に上がっている。

  人民銀は18日、金融システムに差し引き410億ドル(約4兆6000億円)を供給。これは1カ月ぶりの大きさであり、若干の安心感を与える。借り入れ抑制と安定成長の確保は矛盾しないと、共産党大会のスポークスマンは17日指摘している。

原題:Why Xi Jinping Needn’t Worry About China’s Yield-Curve Inversion(抜粋)

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