ソロス氏、慈善団体に巨額の寄付-未納分の納税期限迫る中で

  • オープン・ソサエティー財団にこの数年で計約180億ドルを移転
  • ヘッジファンド運用者らは繰り延べ税金の納付期限を年末に控える

著名投資家ジョージ・ソロス氏は自身の財団に巨額の資金を移転しつつある。同氏らヘッジファンド運用者は年末までに納めなくてはならない税金の支払いを最小限に抑えようとしている。

ジョージ・ソロス氏

フォトグラファー:Riccardo Savi / Concordia Summitのためのゲッティイメージズ

  ヘッジファンド運用者はオフショアファンドの顧客から受け取った手数料収入に対する税支払いを繰り延べ、自身のファンドに再投資することで納税を免れていたが、米議会は2008年にこうした抜け穴を廃止。未納分の税金の納付期限を今年末に控え、運用者の多くが今度は自身の財団を含む慈善団体への寄付に目を向けている。

  ソロス・ファンド・マネジメント(運用資産260億ドル)の創設者であるソロス氏は自身が設立したオープン・ソサエティー財団にこの数年で計約180億ドル(約2兆200億円)を移したと、財団関係者1人が明らかにした。

  税務アドバイザーの顧客やブローカーらとの対話を基に税専門家が推定した運用者のオフショア資金は、総額で少なくとも1000億ドルに上る。ソロス氏らニューヨーク在勤の運用者には連邦所得税の最高税率39.6%が課されるほか、州と市の課税対象となる可能性がある。

  アイルランドの規制当局への届け出によると、13年末時点でソロス氏(87)はこうした納税を先送りする手法を通じ、ソロス・ファンド・マネジメントに133億ドルを蓄えていた。その後、資金プールがどのくらい膨らんだかは分かっていない。

  これまでに移転したとされる資金総額については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が17日の早い時点で報じていた。
  
原題:George Soros Pours Billions Into Charity as Tax Deadline Looms(抜粋)

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