米上院共和党、「国境の壁」で大統領支持へ-政府閉鎖巡り対立の恐れ

  • 上院共和党は大統領が求める建設費用全額を盛り込んだ法案を策定
  • 民主党はメキシコの国境での壁建設に反対している
Photographer: Anadolu Agency/Getty Images
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米上院共和党は、トランプ大統領がメキシコ国境での壁建設費用として求めている16億ドル(約1800億円)全額の予算を盛り込んだ国土安全保障歳出法案を策定した。現在の政府運営資金が底を突く12月8日を前に、政府閉鎖リスクを伴う争いが生じる可能性が高まった。

  同法案を起草したジョン・ブーズマン上院議員(アーカンソー州)は17日、記者団に対し、国境の壁予算の問題は、幼少時に親に連れられ米国に不法入国した若者、いわゆる「ドリーマー」の就労を引き続き認めるかどうかという問題と共に、12月の大型歳出法案で解決されるだろうと述べた。

  民主党は先週、年末の歳出法案は医療保険制度改革法(オバマケア)の保険会社向け連邦補助金支給を再開させる良い機会だと指摘したほか、歳出法案を利用してドリーマーの送還を阻止することを議論してきた。上院民主党は政府資金を確保する法案の議事妨害が可能なため、移民や国境の壁、オバマケアを巡る論争が政府機関閉鎖を巡る対立につながる可能性は高い。国土安全保障歳出法案は来週、上院歳出委員会で採決される公算が大きい。

原題:Senate GOP to Back Trump on Border Wall, Risking Shutdown Fight(抜粋)

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