UBS、北朝鮮戦争の確率20%と試算-保有資産の見直し必要なし

  • 中国とインドネシアの株式、オーバーウエートを維持-テイ氏
  • 戦争が勃発した場合、マレーシア株がアウトパフォームの可能性
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スイスのUBSグループのウェルスマネジメント部門は、社内のリスクアナリストに朝鮮半島での戦争の脅威を評価させて投資への影響を検討した結果、何もしないことを決めた。

  北朝鮮の国連次席大使が核戦争は「いつ起きてもおかしくない」と述べたものの、UBSウェルス・マネジメントは「威嚇、示威行動」だとして退けた。

  同社で地域最高投資責任者(CIO)を務めるケルビン・テイ氏(シンガポール在勤)は、米朝首脳間の対立が深まっていることについて「2匹の犬が互いにほえ合っているだけだ。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が本当に(敵に)ミサイルを発射すると真剣に考えられるだろうか」と述べた。

  テイ氏はインタビューで、同社が戦争勃発の確率を20%と見なしていると述べ、控えめに言ってこの数字でも高いと指摘。保有資産を見直す必要はなく、中国とインドネシアの株式相場が上昇した後もオーバーウエートのポジションを維持していると語った。

  同氏によると、UBSウェルス・マネジメントは中国のインターネット株を収益期待から有望視しているほか、割安感から金融株を選好している。具体的な企業名には言及を避けた。インドネシアについては、経済の「ファンダメンタルズが良好」で成長加速が見込まれると予想した。もし朝鮮半島で戦争が起きた場合には、恐らくマレーシアが最良の投資先だろうとの見方も示した。

原題:UBS Sees 20% Chance of North Korea War, Keeps Holdings Unchanged(抜粋)

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