金正恩氏の手に核と弾道ミサイル、「大惨事のレシピ」-米軍司令官

  • 中国、北朝鮮への圧力強化に一段の行動必要-ハリス太平洋軍司令官
  • 対北朝鮮で米国は軍事的選択肢を常に持ち続ける、依然外交を優先

米国のハリス太平洋軍司令官は、北朝鮮の状況を「大惨事のレシピ」だと表現した。数週間後には近隣地域をトランプ氏が米大統領として初めて訪問する。

ハリス米太平洋軍司令官

Bloomberg

  ハリス司令官は17日にシンガポールで講演し、北朝鮮への圧力を高めるため中国はいっそうの行動が必要だと指摘。米政府には常に軍事的な選択肢が与えられるが、依然として外交的な解決策が優先されると続けた。
  
  「不安定な指導者、金正恩氏の手に核弾頭と弾道ミサイルを持たせるというのは大惨事のレシピだ」と発言。「北朝鮮について軍事的な選択肢は考えられないと述べる人は多い。諸君、私はその考えられないことを考えなければならない」と話した。

  講演後の質疑応答では「北朝鮮の危機に対し外交的で経済的な解決策、平和的な解決を望むのであれば、その道は中国経由になるというのが私の考えだ」とし、「中国は今や、これを認識していると思う」と続けた。

  聴衆の中からは、米国が最終的に北朝鮮を攻撃した場合の中国の懸念を緩和するため、中国国境まで非武装地帯を拡大すると約束する案が提起された。ハリス司令官は「いい案だ」と応じ、この案を推す立場ではないとしつつ、「米国に友好的な朝鮮半島統一国家が誕生し、国境に米軍が駐留するようになる事態を中国は恐れている。核の応酬や何らかの戦争はそれよりも悪い事態をもたらすことを、中国は認識したと思う」と語った。

原題:Kim’s Nukes Are a ‘Recipe for Disaster,’ U.S. Admiral Says (1)(抜粋)

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