ジャガーのFタイプSVR、オープンカーかクーペか-買うのはどっち

ジャガーのスポーツカー、Fタイプは、同社の当初見通しを上回る売り上げを記録している。エレガントかつスポーティーな車体や、優れた走行性能、このタイプのスポーツカーとしては適正な価格のため、数々の賞を受賞してきた。

  「Fタイプはジャガーブランドにとって天啓のようなものだ」とジャガーの広報責任者スチュアート・ショア氏は私に語った。ジャガーにとってFタイプは、ポルシェにとっての911、BMWにとっての3シリーズ、メルセデスベンツにとってのS/SLクラスのような存在となった。

  Fタイプの好調もあり、ジャガーの売り上げはここ1年で倍増。Fタイプは911、シボレーコルベット、アウディR8などの強敵がひしめくスポーツカー市場で約20%のシェアを獲得している

フォトグラファー:Hannah Elliott / Bloomberg

  ショア氏はFタイプについて「Eタイプ以来最も重要なジャガー車」と説明。この考えを究極に表現しているのが2018年型 「FタイプSVR」だ。そこで実際に直面するのが、クーペとコンバーチブルのどちらを購入すべきか、という問題だ。

  すべてのFタイプの売り上げにクーペが占める割合は約65%、コンバーチブルが35%だということを知っておくべきかもしれない。

「FタイプSVR」には575馬力の5.0リッターV型8気筒エンジンが搭載されている

出典:ジャガー

  私は最近、2週間にわたりカリフォルニア州の海岸沿いでコンバーチブルとクーペをそれぞれ運転してみた。開放感があるコンバーチブルをつい選びたくなるものの、クーペの方がより賢明な選択肢だ。以下に理由を説明する。

性能

  クーペとコンバーチブルの両方には、575馬力の5.0リッターV型8気筒エンジンが搭載されている。静止状態から時速60マイルまでの加速時間はいずれも3.5秒と、「ポルシェ911カレラS」よりも0.5秒余り速い。

静止状態から時速60マイルまでの加速時間はいずれも3.5秒

フォトグラファー:Hannah Elliott / Bloomberg

  

  だが、コンバーチブルとクーペの違いが始まるのは最高速度だ。コンバーチブルが時速195マイル(約314キロ)であるのに対し、クーペは時速200マイルだ。

コンバーチブルの最高速度は時速195マイルで、クーペは時速200マイル

フォトグラファー:Hannah Elliott / Bloomberg

  それぞれの車の外観をどう思うのかはあなた次第だが、両方を運転してみたら、路上でのクーペの優位性に気づくことを保証する。

実用性

  クーペの利点はその収納スペースの広さだ。コンバーチブルのトランクスペースは笑ってしまうほど狭い。一方、FタイプSVRのクーペのトランクスペースはその約2倍の大きさだ。夜間や休日での運転やドライブに出かける際には、この広さの差は大きな違いを生む。

SVRのコンバーチブルのベースモデルの価格は12万5000ドルで、クーペの最低価格は12万1900ドル

出典:ジャガー

価格

  正直言って、この2つの高級車の価格に大きな差はない。 SVRのコンバーチブルのベースモデルの価格は12万5000ドル(約1400万円)で、クーペの最低価格は12万1900ドル。どちらを選んでも間違いはないが、私の見方ではコンバーチブルは一時の遊びの相手としては楽しいが、真に愛情を注ぐのならクーペだ。

原題:Which Jaguar F-Type SVR Should You Buy, a Convertible or Coupe?(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE