クレディSが物言う投資家の標的と関係者-投資銀など3分割要求も

  • クレディS株式の0.2%を約1億スイス・フランで取得したと関係者
  • クレディSは「正しく評価されていない宝石」だとボリ氏

アクティビスト(物言う投資家)として知られるスイスのルドルフ・ボリ氏は、スイス銀行2位のクレディ・スイス・グループという新たなターゲットを見つけたようだ。

  株式購入の事情に詳しい関係者の1人によれば、RBRキャピタル・アドバイザーズで2億5000万スイス・フラン(約287億円)相当の資産を運用するボリ氏は、クレディ・スイスの株式0.2%を約1億スイス・フランで取得した。関係者によると、同行のプライベートバンキング部門から投資銀行を分離することを含む幾つかのアイデアを話し合うため、ボリ氏は最近数週間のうちにクレディ・スイスの上級幹部らと会合を持った。

  関係者によれば、ボリ氏はクレディ・スイスを投資銀行とウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)、資産運用部門の3つに分割することを求める考えという。同氏は電話取材に対し、コメントを控えている。

  ボリ氏は先にスイスの資産運用会社GAMホールディングに対し、最高経営責任者(CEO)の更迭などを迫ったが、株主の十分な支持が得られず、7月の段階で同社のポジションを解消。先月の投資家宛てのレターで、クレディ・スイスについて、過小評価されたウェルスマネジメント部門を擁する「正しく評価されていない宝石」との見解を示していた。

  クレディ・スイスは2年前にティージャン・ティアムCEO主導で再編に着手し、不安定なトレーディング業務を縮小する一方、ウェルスマネジメントに軸足を移してきた。しかし、利益率改善の進展は鈍く、ティアムCEOの下で株価は3分の1程度下げている。

原題:Credit Suisse Is Said to Be Targeted by Activist Investor (1)(抜粋)

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