英財務相:離脱合意が英EU双方の最大の利益-火を見るよりも明らか

  • 通商合意がないままEUを離脱するリスクの高まりを英財務相は否定
  • 交渉はプロセスでてこずっており、行き詰まり状態ではないと財務相

ハモンド英財務相

Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg
Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg

ハモンド英財務相は、英国が新たな通商協定を締結できないまま欧州連合(EU)を離脱するリスクが高まっているとの観測を否定した。

  ハモンド財務相は16日にニューヨークで行われたCNBCテレビとのインタビューで、「私としてはそうは思わない。レトリックとプロセスに目を通し、当事者の真の利益が何かを見抜く必要があると考える。われわれが協定締結に至ることが、英国とEU加盟27カ国の双方にとって最大の利益にかなうことは火を見るよりも明らかだ」と語った。

  さらに交渉は「行き詰まり」の状態ではなく、「重要な局面」に差し掛かっており、「プロセス」が最大の障害だと述べ、「われわれがこだわりを持つことは、かなり愚かなことだ」との認識を示した。

  重要なEU首脳会議(19、20日開催)を控えて、EUの行政執行機関である欧州委員会のユンケル委員長らと夕食を共にしながら会談するため、メイ首相がブリュッセルに向かうタイミングでハモンド氏は発言した。

  EU側は通商問題の協議に移行する前に離脱条件を決着させる必要があると主張し、交渉はこう着状態に陥っている。英国は合意が成立するかどうかにかかわらず2019年3月にEUを離脱する予定であり、交渉が決裂する恐れがあるとの懸念から16日の外国為替市場ではポンドの対ドル相場が下落した。

原題:Hammond Says Brexit Deal ‘Blindingly Obviously’ in EU’s Interest(抜粋)

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