【米国株・国債・商品】S&P500が最高値更新、国債は下落

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  • 原油はイラク情勢緊張による供給懸念で上昇
  • イエレン議長はインフレが近く加速するとの見方示す

16日の米株式相場は上昇し、主要株価指数が終値ベースの過去最高値を更新した。インフレが低水準にあっても段階的な利上げが正当化されるとのイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受け、米国債は下落。商品相場は原油と銅の主導で値上がりした。

  • 米国株は小幅続伸、S&P500種が過去最高値を更新
  • 米国債は下落、FRB議長人事巡る報道で一段安
  • NY原油は続伸、イラク軍がクルド人勢力と衝突し油田掌握
  • NY金は小幅反落、データが米経済の底堅さを示唆

  S&P500種株価指数は前週末比0.2%高の2557.64。ダウ工業株30種平均は85.24ドル(0.4%)上げて22956.96ドル。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.30%。

  米国債はイエレン議長発言を受けて寄り付きから軟調だったが、次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長候補の1人とされるスタンフォード大学のジョン・テーラー教授が先週の面談でトランプ大統領に好印象を与えたもようだとの報道を手掛かりに一段安となり、10年債利回りは日中最高の2.31%に達した。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸。2週間ぶりの高値となった。イラク軍とクルド人勢力との衝突で、同地域からの供給に障害が生じるとの見方が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前週末比42セント(0.8%)高の1バレル=51.87ドルで終了。一時は52.37ドルまで上昇した。ロンドンICEの北海ブレント12月限は65セント上げて57.82ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅反落。米経済の底堅さがデータで示唆され、利上げ継続の論拠が支えられた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は前週末比0.1%安の1303ドルで終了。一時は9月26日以来の高値を付けた。

  米国債は引け間際、トランプ大統領が週内にイエレンFRB議長と再任について正式に面談する予定だとのポリティコ報道を受け、下げ幅を縮小した。

  S&P500種の業種別11指数では電気通信サービスや金融が上昇し、不動産やヘルスケアが下落した。

  S&P500種は1月時点に示された12月末の予想レンジの上限をすでに突破した。前週末は2553と、ブルームバーグが年初にまとめた18人の年末時点での予想最高値を53ポイント上回る水準で取引を終えていた。

原題:U.S. Stocks Climb to Record as Treasuries Decline: Markets Wrap(抜粋)
S&P 500 Tops Street’s Highest Forecast Made in January: Chart(抜粋)
Treasuries Bear Flatten as Fed Chair Talk Extends Sell-Off(抜粋)
Oil Rises as Iraqi Forces Seize Oil Fields, Clash With Kurds(抜粋)
PRECIOUS: Gold Slips as $1,000 Proves Hard to Hold for Palladium(抜粋)

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