ゴールドマンとモルガン・スタンレーが17日決算-注目すべき5項目

Photographer: Jin Lee/Bloomberg
Photographer: Jin Lee/Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループモルガン・スタンレーが17日に7-9月(第3四半期)決算を発表する。以下の5項目に注目しよう。

債券トレーディング

  顧客が取引を控え気味でトレーディングは低調だ。ゴールドマンは同業務の減収見通しの具体的な数字を示さず「かなり厳しい」という言い方にとどめているが、先週決算を発表したシティグループ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、JPモルガンの債券トレーディング収入は16ー27%減少。市場の見方はかなり暗い。

投資銀行業務

  JPモルガンとBofAは共に投資銀行業務の収入がアナリスト予想を上回った。しかし、これは ゴールドマンとモルガン・スタンレーにとって重要度が低いミドルマーケット分野の堅調が理由だった。ゴールドマンとモルガン・スタンレーは別の分野で埋め合わせができるだろうか。

融資

  JPモルガン、シティ、BofA、ウェルズ・ファーゴの4銀行はいずれも第3四半期に、消費者ローンの貸倒引当金を積み増した。これは信用サイクル転換の先行指標かもしれない。ゴールドマンとモルガン・スタンレーはこれまで富裕層の顧客に融資を集中させてきたが、ゴールドマンは最近、成長戦略の要としてマーカスというオンライン個人向け融資部門を設立した。

コスト

  収入が抑えられているならばコスト管理によって収益性を上げることができる。これは従業員に影響する。ゴールドマンは上期の人件費比率を過去最低とした。モルガン・スタンレーは収益横ばいの場合で費用比率74%を目標にしている。投資家は両社がコスト意識を維持しているかに注目する。

MiFID2

  欧州連合(EU)の新規則MiFID2は来年1月から、リサーチの代金と取引仲介手数料の分離を求める。株取引で最大手のゴールドマンとモルガン・スタンレーは大きな影響を受ける。ブルームバーグがこれまでに報じたところでは、ゴールドマンはリサーチから収入を得ることよりも顧客との関係維持を重視し、リサーチ価格を引き下げる。モルガン・スタンレーは株式アナリストとの個別面談に1時間で約2500ドルを、基本代金に加えて課金する予定。決算発表は両社が株主に詳しく説明する機会になる。

原題:How Goldman and Morgan Stanley’s Profits Might Still Surprise(抜粋)

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