米国株高はどこまで続くか、最も強気なストラテジストさえ置き去りに

  • S&P500種は1月時点のストラテジスト予想レンジの上限を突破
  • ファンドストラットとウィーデンのストラテジストは予想引き上げ

株式相場は時にウォール街の専門家の予想さえ超えてしまうことがある。

  S&P500種株価指数が5週連続高を記録するなど米国株高の勢いが止まらない中、株式ストラテジストは自らが示した最高の予測が気にも留められていないことを目の当たりにしている。S&P500種の13日終値の2553は、ブルームバーグが2017年初めに集計したストラテジスト18人の中で最も強気な予想をも53ポイント上回っている。

  米国株高は多くの人にとって驚きだ。ストラテジストは10カ月前、米国株の低調を予想し、その理由として挙げた伸びきったバリュエーション(株価評価)や政策不透明感の高まりは、おおむねそのままの状態か悪化している。ストラテジストは見通しの修正を余儀なくされ、13日にはファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏とウィーデンのマイケル・パーブス氏の2人が年末時点の予想を少なくとも200ポイント引き上げた。

  新たなS&P500種の予想を2475に修正したリー氏は、「市場は信じられないほど強い。バリュエーションの著しい拡大や低いボラティリティー」などが特徴で、「かなり珍しい年であり、不意を付かれた」と語った。

  上昇相場を逃すことは苦痛だ。米国株の時価総額は年初から3兆ドル(約336兆円)余り増加した。ただ、2人が見通しを引き上げても、強気派を鼓舞することはない。ストラテジストの予想平均は2524で、これは前週末終値を1%下回ることを示している。パーブス氏は、すでに高い水準にあるバリュエーションの見通しをさらに引き上げ、2350から2600に修正した。

  BMOキャピタル・マーケッツのブライアン・ベルスキ氏は、「調整を待っている時に限って、めったに調整は起こらない」と語った。

原題:Even Bulls Getting Left in Dust as S&P 500 Climbs for Fifth Week(抜粋)

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