メルケル独首相、厳しい連立協議に直面か-CDUの連勝ストップで

  • ニーダーザクセン州議会選でSPDが勝利、第1党の座を奪う
  • メルケル氏は18日にFDPと緑の党との連立協議を開始

メルケル独首相

Bloomberg
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ドイツのメルケル首相は今週、連立協議に臨むが、15日のニーダーザクセン州議会選挙で首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)が1959年以来最悪の敗北を喫したことから、厳しい交渉が予想されている。

  公共放送ARDが伝えた予測によると、社会民主党(SPD)の得票率は37.3%と、CDUの33.4%を上回り、第1党の座を奪った。前回の選挙でCDUは第1党となったが、同州では現在、SPDが緑の党と連立政権を担っている。

  9月24日の連邦議会(下院)選挙では、メルケル氏率いる統一会派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が勝利し、SPDにとっては第2次世界大戦以降で最悪の結果となったが、ニーダーザクセン州議会選ではSPDが終盤にかけて急激に支持を伸ばした。メルケル首相は18日から自由民主党(FDP)と緑の党と連立協議を開始する予定。

  CDUは、右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が多くの有権者を引き付けたことが痛手となった。AfDの得票率は6.2%と、連邦議会選での12.6%を大きく下回ったものの、州議会での議席獲得には十分だった。結果を受け、メルケル氏に対しては、より保守的なスタンスで連立協議に臨むよう求める圧力が、特にCSUから強まる可能性があり、国政レベルでの緑の党との交渉を複雑にする可能性がある。

  今回の州議会選は、緑の党議員1人のくら替えで連立与党が過半数を失ったことから前倒しで実施された。CDUは今年、春の3つの州議会選と先月の連邦議会選に勝利したが、今回で連勝は止まった。

原題:Merkel’s Hand Weakened Ahead of Coalition Talks After State Loss(抜粋)

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