トランプ米大統領、イランへの強硬路線鮮明に-合意離脱は見合わせ

  • 核合意、国益にならない-イラン革命防衛隊をテロ組織に指定
  • 英・独・仏首脳は共同声明で核合意への支持確認、米国をけん制

トランプ米大統領は13日、欧米など6カ国との間で成立したイランの核兵器開発に関する合意について、同合意の離脱は言明しなかったものの、イランが順守しているとの認定を拒否し、一段と強硬な姿勢を鮮明にした。

  トランプ大統領はイランの核合意は米国の国益のためになっていないと指摘、2015年の調印以降、イランは攻撃的な姿勢をエスカレートさせる一方だと主張した。イラン革命防衛隊をはじめとする新たな対象を加えた制裁を確約し、合意の問題点が是正されなければ合意を破棄することも辞さないと言明した。

  トランプ大統領は「イランの行動は合意の精神に応えていない」と発言。イランの現体制は「世界中に死と破壊、混乱を広げている」と批判した。

  これを受けて欧州の米同盟国は即座に共同声明を発表。メイ英首相とメルケル独首相、マクロン仏大統領は核合意について、「イランの核プログラムが軍事目的に転用されるのを確実に防ぐ大きな一歩」だと評価、同合意への支持を再確認した。

  上院外交委員会の民主党筆頭理事、ベン・カーディン議員(民主党)は大統領の姿勢を「向こう見ずで政治的な」行為だと指摘。「大統領はこれまでに米国の安全保障を危機にさらす決定を下したが、そのなかでも最も危険で重大な結果につながりかねない」と批判した。

トランプ大統領はイラン核合意を認定せず-ブルームバーグがリポート

出所:ブルームバーグ

原題:Trump Declares Harder Line on Iran Without Exiting Nuclear Deal(抜粋)

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