ドイツの化学品メーカー、BASFは独製薬会社バイエルの農業関連事業の一部を59億ユーロ(約7820億円)で買収することに合意した。BASFにとっては過去最大の買収で、遺伝子組み換え(GM)種子市場に参入する機会をつかむ狙い。一方、バイエルは米モンサント買収で規制当局の承認に道を開いた。

  13日の発表資料によれば、BASFがバイエルから取得するのは綿や大豆などの主要作物向け種子のほか、除草剤ブランド「リバティ」。バイエルはこれら資産の売却で、660億ドル(約6兆7200億円)で合意済みのモンサント買収について規制当局の承認を得たい意向だ。

  BASFが買収するバイエル事業の2016年売上高は約13億ユーロ、EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は約3億8500万ユーロだった。今回の買収は規制当局の承認が得られるとともにバイエルによるモンサント買収が完了することが条件だが、両社は2018年1-3月(第1四半期)の取引完了を見込んでいる。

原題:BASF Enters Seeds Market as Bayer Sells $7 Billion in Assets (2)(抜粋)

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