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●日本株は連日高値更新、リード役は好決算のFリテ-2万1000円乗せる

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  東京株式相場は続伸し、主要株価指数が連日で年初来高値を更新。好決算が評価されたファーストリテイリングやセブン&アイ・ホールディングスなど小売株が高く、空・海・陸運株、食料品や電機株も上げた。日経平均株価は1996年11月以来、約21年ぶりの2万1000円乗せ。

  TOPIXの終値は前日比8.49ポイント(0.5%)高の1708.62と5日続伸し、2007年7月以来の高値水準。日経平均株価は200円46銭(1%)高の2万1155円18銭と、昨年12月の記録に並ぶ9日続伸した。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最高投資責任者は、「北朝鮮や米国の債務上限問題など相場の頭を抑えていたリスク要因がなくなった中、もともと良好なファンダメンタルズを反映した上昇が続いている」と指摘。今後発表が本格化する国内企業の上期決算も、「好調な内容が示されると思われ、先取りしている動きもある。あと1カ月程度は堅調に推移しよう」との見方を示した。

  東証1部33業種は空運、小売、その他金融、ゴム製品、陸運、証券・商品先物取引、電機、食料品など27業種が上昇。繊維やサービス、鉱業、保険、輸送用機器、パルプ・紙の6業種は下落。売買代金上位では中国の青島ビール株の譲渡検討を始めたアサヒグループホールディングス、上期営業利益が市場予想を上回った7&iHDが買われ、SUMCOやスズキ、安川電機も高い。半面、データ改ざん問題の神戸製鋼所は大幅反落し、ジェフリーズが判断を弱気に下げたマツダ、完成工事高の下期減速の可能性が懸念された大東建託も安い。

  この日の取引開始時は株価指数オプション10月限の特別清算値(SQ)算出で、ブルームバーグ・データの試算では、日経平均型で2万0957円62銭と前日終値を2円90銭上回った。

  東証1部の売買高は18億4795万株、売買代金は3兆2810億円、代金はSQの影響から5月8日以来、5カ月ぶりの高水準に膨らむ。値上がり銘柄数は1206、値下がりは723だった。

●債券先物が小幅安、国内株高が重し-流動性供給入札の好調さは支えに

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  債券市場では先物相場が小幅安。衆院選での与党勝利の観測などを背景とした国内株式相場の上昇や流動性供給入札を巡る警戒感から売りが先行した。午後には同入札の順調な結果を受けてプラス圏に転じる場面もあったが、相場を大きく押し上げるには至らなかった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比横ばいの150円38銭で取引を開始。前日の米国市場では株安・債券高だったにもかかわらず、午前には7銭安の150円31銭まで下げる場面があった。午後は流動性供給入札の結果発表の直後に上げに転じ、一時は6銭高の150円44銭まで上昇。その後は上げ幅を縮め、結局は1銭安の150円37銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、海外金利の低下や流動性入札の好調な結果は追い風だが、国内株価の上昇傾向が強まっていると指摘。「強弱の材料が入り交じっており、債券をどんどん買っていく感じではない」と述べ、当面は横ばい圏内で推移すると予想した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.065%で寄り付き、午前は同水準で推移した。午後に入ると、横ばいの0.06%に戻した。

  財務省がこの日実施した残存期間5年超15.5年以下の流動性供給入札では、発行予定額の5500億円程度に対し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が3.64倍と、同年限対象の前回入札から上昇した。最大利回り格差はプラス0.002%、平均利回り格差はプラス0.001%となった。

●ドル・円は下落、米インフレ鈍化意識で売り優勢-ユーロ堅調

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  東京外国為替市場のドル・円相場は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言などを受けて、インフレ鈍化を意識したドル売り・円買いが優勢となった。

  午後2時45分現在のドル・円は前日比0.2%安の1ドル=112円09銭。朝方に付けた112円31銭から徐々に水準を切り下げ、一時112円02銭を付けた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時1162.75と0.1%低下した。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、ブレイナードFRB理事発言に関して、「インフレは上がってきているが弱いとの見方。利上げは年内もう1回あっても、勢いはスローダウンという見方」と分析。もっとも、「ドル・円は底堅い感じ。113円超でショート(売り建て)を作って112円近辺で買い戻しという動きが続いている」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1.1846ドル。欧州中央銀行(ECB)の債券購入削減に関する報道などを背景に、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。

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