トランプ米大統領の娘婿、ジャレッド・クシュナー上級顧問の親族が共同所有するマンハッタンのオフィスタワー「666フィフス・アベニュー」は、今年の損益が2400万ドル(約27億円)の赤字計上となる方向で、2011年の借り換え以降で最悪の業績となりそうだ。

  ミッドタウンに位置する666フィフス・アベニューの資金の貸し手が提出したデータによれば、1-6月の純営業利益が1830万ドルなのに対し、同期間の債務支払いは3040万ドルだった。同タワーのキャッシュフローは債務支払いの約半分をカバーするのがやっとで、その比率は昨年の66%から低下した。借り換えの結果、米不動産投資信託(REIT)のボルネード・リアルティー・トラストとの共同所有となって以降、同比率は毎年低下している。

  損失の原因はニューヨークの商業用不動産市況がピークに達していた07年、クシュナー・カンパニーズが借り入れたローン12億ドル。借り換えによって、利払いは一時的に減ったものの、19年2月の返済期限が近づくにつれて金利は上昇している。666フィフス・アベニューの空室率は30%。

  12日がユダヤ教の祝日のため、クシュナー・カンパニーズとしてはコメントできないと同社広報担当者は述べた。ボルネードの関係者に電話で取材を申し入れたが、今のところ返答はない。

原題:Kushners’ Manhattan Tower on Track for Its Worst Year Since 2011(抜粋)

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