仏銀BNPパリバは、欧州の一部競合行がアジア地域から撤退する動きをチャンスと捉え、アジアのウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)部門で雇用する顧客アドバイザーの数を大幅に増やす計画だ。

  BNPのウェルスマネジメント部門共同責任者バンサン・ルコント氏はパリでのインタビューで、過去数年にわたりアジアで投資と採用を行ってきたが、引き続き力を注ぐつもりだと発言。「われわれが成長を実現する最善の方法は、新たな顧客と新たなチームの両方を呼び込むことだ」と述べ、2020年までに顧客関係に対応するリレーションシップマネジャーを数十人単位で採用する方針を明らかにした。

  アジアで比較的小規模なウェルスマネジメント業務を展開していた仏銀ソシエテ・ジェネラルとオランダの銀行ABNアムロ・グループが撤退したことで、腕の立つ人材への投資やコンプライアンス(法令順守)コストの増加に耐え得る比較的規模の大きいプレーヤーが業務を拡大する余地が生じた。

  ルコント氏は具体的な成長目標には言及しなかったが、BNPのプライベートバンク部門はグローバルで20年までに運用資産額を4000億ユーロ(約53兆1500億円)を上回る水準に増やすことを目指している。今年6月末時点の運用資産額は3550億ユーロで、このうちアジアが既に約20%を占める。

原題:BNP Paribas Plans Asia Wealth-Management Hires as Rivals Retreat(抜粋)

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