ブレイナード理事:物価水準目標、FRBにとってはリスク伴う

  • 当局はインフレが目標下回る状況に対応している
  • 物価水準目標、インフレ目標への信頼を揺るがすリスク

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は米金融当局が2%のインフレ目標を継続して達成できない状況は金融政策を運営する上で「重要な検討事項」になると指摘。一方で、目標を下回って経過した時間を埋め合わせるという物価水準目標にもリスクがあると述べた。

  ブレイナード理事は12日、ワシントンのピーターソン国際経済研究所で講演。講演原稿によると、「低インフレ局面の常態化、あるいは長期化は民間セクターのインフレ期待を押し下げるリスクがあり、それは未達分の度合いや根強さを増幅させる可能性がある」と発言。これにより、当局がゼロ金利制約に直面するリスクは高くなると述べた。

  ブレイナード理事はバーナンキ前FRB議長が同じ会議に提出した論文に言及した。同理事は目先の金融政策に関してはコメントしなかった。

  ブレイナード氏は当局のインフレ目標を引き上げれば、インフレ期待を不安定にさせるリスクがあると指摘。同理事によると、バーナンキ氏は一時的な物価水準目標を提案しており、それに基づけば、インフレ率が目標を下回った期間を含めて平均で2%に到達し、完全雇用が達成されるまで政策金利のゼロからの引き上げを遅らせることになる。

原題:Brainard Sees Risks in Price-Level Targeting for Federal Reserve(抜粋)

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