石油輸出国機構(OPEC )は2018年7-9月(第3四半期)末までに原油の供給超過が解消されると見込んでいる。OPECの内部予測に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  OPEC加盟国とロシアなどの産油国は今年、先進国の在庫を5年平均に減らすことを目指して減産に取り組んでいる。原油価格は14年には1バレル当たり100ドルを超えていたが、前例のない規模に積み上がった在庫が急落を招き、現在では50ドル前後で推移している。産油国はこうした状況の解消を望んでいるが、そのプロセスには予想よりも時間がかかっており、当初6月までとされていた減産措置は延長された。

  OPECは8月の先進国原油在庫が平均水準を依然として約1億7100万バレル上回ったと推定しているが、需給トレンド見通しに基づき超過分は約1年で解消されると予測している。関係者が情報が非公開であることを理由に匿名で述べた。関係者2人によると、こうした見通しはリビアとナイジェリアの生産が現行水準にとどまり、米国のシェール増産分が来年に日量50万バレルを超えないことが前提となっている。

  OPECの予測は、減産措置を期限の来年3月以降も延長する必要があることを示唆している。OPEC加盟国を含む産油国は11月30日にウィーンで、減産延長の是非を決定する可能性がある。ロシアのプーチン大統領は今月、来年末まで継続する用意があると示唆した。

原題:OPEC Is Said to See Oil Inventory Glut Finally Gone in One Year(抜粋)

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