英国、「合意なし離脱」への準備に傾く-EUとの交渉進展わずか

欧州連合(EU)離脱を巡る交渉にほとんど進展がなく、英国は最悪のシナリオに備えつつある。

  離脱交渉の第5ラウンドが12日に終了するが、あまりにも進展がないためEU側は先月検討していると伝えられた譲歩を引っ込める気配だ。

ハモンド財務相

写真家:Luke MacGregor / Bloomberg

  欧州委員会は英国が支払い義務を履行すると約束しない限り、将来の通商関係に関する協議はしないとの立場を貫く。離脱まで1年半を切った英国は、合意なしの離脱を想定した計画策定に精力を傾け始めた。

  親EU派のハモンド財務相はこの「プランB」のための予算拠出を渋っているが、交渉が進まない場合、来年1月には予算を認める方針だ。

  最近のEU側の発言から判断する限り、この確率は高まっている。オプション市場は今後3カ月のポンドの変動幅が拡大する見通しを示しており、政治的不透明がトレーダーを不安にさせていることがうかがわれる。

原題:Brexit Talks Edge Backward as U.K. Prepares For the Worst (1)(抜粋)

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