あなたの自家用車は大丈夫?神戸製鋼データ改ざん問題-QuickTake

Photographer: Yuriko Nakao/Bloomberg

神戸製鋼所によるアルミニウムや銅製品などの検査データ改ざんが発覚したが、あなたのガレージにある車は大丈夫だろうか。同社の製品はトヨタ自動車をはじめとする自動車メーカー各社に供給されているほか、鉄道車両や旅客機、ロケットにまで使われており、自家用車のオーナーであれば心配するのは当然だろう。

1.自家用車は大丈夫か?

  神戸製鋼によれば、恐らく問題ないだろう。データ改ざんが影響するのは出荷量全体の4%で、2016年9月ー17年8月の出荷分に限られる。欠陥部品についての具体的な報告はなく、今のところ自動車メーカーからリコールや警告を発する動きはない。トヨタは同社が影響を受けるのは国内工場向けの供給だけだとしている。神戸製鋼の顧客である米ゼネラル・モーターズ(GM)は調査中だという。

2.自家用車に問題があるかどうか調べることは可能か?

  現時点で調べることはできない。自動車メーカー各社は、影響が及ぶ車種についての詳細が入手できれば、さらに情報を開示する見込みだ。

3.自動車だけが心配なのか?

  スバルは米ボーイング向けに旅客機の中央翼を生産しているが、ボーイングは検査では今のところ安全性に問題があることを示すものは何もないと説明。日立製作所は英国に輸出した鉄道車両に神戸製鋼の製品を使ったが、安全面での懸念すべき問題は見つかっていないとしている。三菱重工業は神戸製鋼のアルミ製品を三菱リージョナルジェット(MRJ)やH2Aロケットの部材の一部として使用していると説明したが、10日のH2Aロケットによる「みちびき」4号機打ち上げ成功がある程度、懸念を和らげたとも指摘した。

4.問題になっている製品は?

  顧客に約束した強度と耐久性の製品仕様に準拠していなかったことが神戸製鋼の不適切な行為だ。影響を受ける製品はアルミ製品(板、押出品)約1万9300トン、銅製品(板条、管) 約2200トン、アルミ鋳鍛造品約1万9400個。

原題:Should You Worry About Faulty Metals in Your Car?: QuickTake Q&A(抜粋)

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