スペイン中央政府とカタルーニャ自治州の緊張を緩和し、妥協点を見いだそうと、バスク自治州の与党・バスク国民党(PNV)が仲介役を務めている。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  民主化以降で最も激しい中央政府と自治州の衝突となった今回の分離独立問題の影響が広がらないよう、複数のPNV幹部が両者の妥協点を見いだそうとしている。部外秘の情報だとして、これら関係者が匿名で語った。

  カタルーニャ州のプチデモン首相は独立国家になる権利を得たと述べた直後に、中央政府との対話を目指し独立宣言の発効を延期すると表明。ラホイ首相はカタルーニャ州政府への介入に乗り出そうとしている。

  ラホイ首相率いる国政与党・国民党の議席は過半数に届かず、PNV議員5人の支持を得て2017年度予算を議会通過させた。これら議員は国家財政へのバスク州の寄与の計算を有利にするのと引き換えに予算案を支持した。またPNVの支持層の一部はバスクの分離独立を求めており、カタルーニャ州の独立に共鳴している。こうした背景から、PNVには中央政府とカタルーニャ州を仲介するメリットがある。

  PNVと中央政府の報道官は共にコメントを控えた。

原題:Basques Are Said to Work Back Channel Between Catalans and Spain(抜粋)

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